研究キーワード:数学教育、表現論、環、群
    (最終更新日:1000-01-01 00:00:00)
  
  宇野 勝博
   所属   京都産業大学  理学部 数理科学科
   職種   客員教授
研究概要
■ 研究概要
・代数系の表現
100年を超える研究の歴史があり、未解決の興味深い問題も多いことから代数系(有限群および有限次元多元環)の表現を研究している。実際の研究では、多くの例の計算(手あるいはコンピュータ)からどのような事実が成り立っているのかについて思考を続けている。様々な対象の表現や表現間の関係などの解明が目的である。表現は物理学などでも研究手段として用いられている。

・数学教育
数学の学習は、ほぼ全ての人に関わることであり、数学の本質を理解する手段としてどのような方法があるのかを探っている。そこから得た結果から、より多くの人が数学を理解し、また数学を学ぶことに喜びを感じるようになる数学教育が進展することを願って研究を続けている。実際の研究では、様々な能力判断の手法を比較検討することでより良い教育方法を見出すことができると考えている。教育手法とその結果について科学的な分析を行うことで、経験だけに頼らない方法論が確立できると期待している。これからの社会へはますます数学の重要性が増すと考えられるので、より効果的でかつ興味が継続するような教育方法の開発は社会にとって重要である。
業績
■ 学会発表
1. 2016/07 A Study of Prospective Primary Teachers’ Argumentation in Terms of Mathematical Knowledge for Teaching and Evaluating(13th International Congress on Mathematical Education)
2. 2012/07 Issues on Prospective Teachers’ Argumentation for Teaching and Evaluating at Primary Level: Focusing on a Problem Related to Discrete Mathematics(12th International Congress on Mathematical Education)
3. 2008/08 Isometries of characters in extra-special defect group(Duality and Involutions in Representation Theory)
4. 2003/03 Some variations of conjectures on character degrees(Finite Groups 2003)
5. 2002/07 Modifications and applications of reduction theorems for conjectures on character degrees(LMS(London Mathematical Society) Durham Symposium on Representations of Finite Groups and Related Algebras)
全件表示(15件)
■ 著書・論文歴
1. 2024/02 著書  ライブ感あふれる線形代数講義   (単著) 
2. 2018/05 論文  An investigation of Prospective Elementary Teacher’s Argumentation from the Perspective of Mathematical Knoeledge for Teaching and Evaluating Research advanced in the mathematical education of pre-service elementary teachers: An international perspective, ICME-13 Monograph Series 24,155-170頁 (共著) 
3. 2018/03 著書  数理科学教育の現代的展開   (共著) 
4. 2017/03 著書  大学教育の数学的リテラシー  118-126頁 (共著) 
5. 2016/11 論文  小学校教師を志望する大学生の論証認識を捉える枠組みの検討:数学的プロセスを評価するための教師の気づきに焦点をあてて 日本数学教育学会秋期研究大会発表集録 49,467-470頁 (共著) 
全件表示(61件)
経歴
■ 学歴
1.
(学位取得)
Ph.D(University of Illinois)、博士(理学)(大阪大学)
2.
(学位取得)
Ph.D(University of Illinois)、博士(理学)(大阪大学)
■ 職歴
1. 京都産業大学 理学部 数理科学科
2. 京都産業大学 理学部 数理科学科
3. 2024/04~ 京都産業大学 理学部 数理科学科
4. 2024/04~ 京都産業大学 理学部 数理科学科
5. 2023/04 大阪大学名誉教授
全件表示(17件)
■ 所属学会
1. 2013/01~ 大学教育学会
2. 2013/01~ 大学教育学会
3. 1984/07~ アメリカ数学会
4. 1984/07~ アメリカ数学会
5. 1982/03~ 日本数学会
全件表示(6件)
その他
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2014/04~2017/03  算数科における論証指導に必要な教師の数学的知識に関する研究 挑戦的萌芽研究 
2. 2010~2013  有限群の指標間のパーフェクト・アイソメトリの一般化について 基盤研究(C) 
3. 2007~2010  多元環を含むアルチン環の研究 基盤研究(C) 
4. 2006~2008  非可換不足群をもつブロック多元環の加群圏の導来圏の構造について 基盤研究(C) 
5. 2004~2006  Exoticホモロジー多様体の構成とQuinnindexの一般化 基盤研究(C) 
全件表示(30件)
■ 委員会・協会等
1. 2023/07~ 大学教育学会 奨励賞選考委員
2. 2023/07~ 大学教育学会 奨励賞選考委員
3. 2019/07~ 大阪市立大学数学研究所 文科省共同利用・共同研究拠点運営委員
4. 2019/07~ 大阪市立大学数学研究所 文科省共同利用・共同研究拠点運営委員
5. 2019/06~ 公益財団法人日本証券奨学財団 評議員
全件表示(21件)
■ 現在の専門分野
数学教育, 群論、表現論、環論 (キーワード:数学教育、表現論、環、群) 
■ 科研費研究者番号
70176717
■ 担当経験のある科目
1. 代数学(大阪大学, 大阪教育大学)
2. 代数系の表現論(大阪大学,大阪市立大学,東京都立大学,お茶の水女子大学, 東京大学,筑波大学,熊本大学,千葉大学,東北大学,東京理科大学)
3. 微分積分学(大阪大学,京都工芸繊維大学)
4. 数理科学入門(芸術系・体育系の学生に数学とは何かを解説)(大阪教育大学)
5. 組合せ論(大阪大学,兵庫教育大学,熊本大学,岡山大学)
全件表示(7件)