研究キーワード:都市、居住分化、歴史GIS、3D、機械学習
    (最終更新日:2024-04-05 14:03:30)
  キリムラ タカシ   KIRIMURA TAKASHI
  桐村 喬
   所属   京都産業大学  文化学部 京都文化学科
   職種   准教授
業績
■ 学会発表
1. 2024/03/20 数値表層モデルおよびオルソ画像を用いた救援活動拠点の立地特性の分析(2024年日本地理学会春季学術大会)
2. 2024/03/19 令和6年能登半島地震による七尾市中心市街地の建物被害(2024年日本地理学会春季学術大会)
3. 2024/03/19 空中写真に基づくDSMを利用した建物倒壊状況の把握の試み―令和6年能登半島地震を事例に(2024年日本地理学会春季学術大会)
4. 2023/09/18 ツイッターデータの空間分析-成果と課題-(2023年日本地理学会秋季学術大会)
5. 2023/09/17 中学校社会科授業におけるGIS活用の事例-MeshDataView3Dを利用したメッシュマップ作成-(2023年日本地理学会秋季学術大会)
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■ 著書・論文歴
1. 2024/04 著書  ArcGIS Proではじめる地理空間データ分析   (単著) Link
2. 2024/03 著書  日本の都市地理学研究  81-97頁 (共著) 
3. 2024/03 論文  高等学校地理総合・地理探究におけるGISを活用した授業の提案―MeshDataView3Dの活用― 京都産業大学教職研究紀要 19,31-41頁 (単著) 
4. 2023/10 論文  人と蚊との接触機会における季節消長の空間解析 地理情報システム学会講演論文集 32 (共著) 
5. 2023/10 論文  地域メッシュ統計データの可視化ツール:MeshDataView3Dの開発と活用 ESTRELA 2023(10),21-26頁 (単著) 
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経歴
■ 学歴
1. 2007/04~2010/03 立命館大学 文学研究科 人文学専攻 博士課程修了 博士(文学)
2. 2005/04~2007/03 立命館大学 文学研究科 地理学専攻 修士課程修了 修士(文学)
3. 2001/04~2005/03 立命館大学 文学部 地理学科 卒業
■ 職歴
1. 2007/04~2010/03 日本学術振興会 特別研究員
2. 2010/04~2013/03 立命館大学 衣笠総合研究機構 ポストドクトラルフェロー
3. 2013/04~2014/01 日本学術振興会 特別研究員
4. 2014/02~2016/03 東京大学 空間情報科学研究センター 助教
5. 2016/04~2019/03 皇學館大学 文学部 助教
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■ 教育上の能力
●作成した教科書、教材
1. 2017/10/25~2017/10/25 地理空間情報を活かす 授業のためのGIS教材
2. 2018/02/25~2018/02/25 大学生のための情報リテラシー
●教育に関する発表
1. 2020/11/09 龍谷大学「地理情報システム(GIS)を用いた授業展開の基盤構築に向けて」中間報告会での招待講演
2. 2021/12/31 地理情報システム学会若手分科会によるGIS実技系オンライン講義アンケートの実施
■ 所属学会
1. 2022/12~ 中四国都市学会
2. 2020/02~ 都市住宅学会
3. 2010/11~ 東京地学協会
4. 2010/10~ 日本都市地理学会
5. 2008/11~ 人文地理学会
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■ 職務上の実績
●実務の経験を有する者についての特記事項
1. 2011/09/09~2011/09/20 滋賀県立膳所高等学校ドクター教員(地理B 特別授業)
2. 2017/09/20~2017/09/20 GIS day in 伊勢 2017 GIS講習会(高校地歴教免コース)講師
3. 2018/08/18~2018/08/18 GIS Day in 伊勢 2018 GIS講習会(高校地歴コース)講師
4. 2019/08/10~2019/08/10 GIS Day in 伊勢 2019 GIS講習会(高校地歴コース)講師
5. 2020/10/31~2020/10/31 GIS Day in 伊勢 2020 GIS講習会(高校地歴コース)講師
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その他
■ 社会における活動
1. 2022/09~2022/09 GIS Day in 伊勢 2022
2. 2021/08~2021/08 GIS Day in 伊勢 2021
3. 2020/10~2020/10 GIS Day in 伊勢 2020
4. 2020/02~2020/02 津波防災ワークショップ in 鳥羽市相差町
5. 2019/08~2019/08 GIS Day in 伊勢 2019
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■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2022/04~2027/03  不完全空間情報による空間推論のためのツールボックスの開発と応用 基盤研究(A)(一般) Link
2. 2020/04~2024/03  成熟期のグローバル都市における居住分化と不動産市場の分極化に関する国際比較 基盤研究(B)(一般) Link
3. 2019/06~2023/03  機械学習を用いた既存の都市内部構造モデルの定量的評価と再構築 挑戦的研究(萌芽) Link
4. 2019/04~2023/03  凍土環境利用と保全に向けた凍土荒廃影響評価の共創 基盤研究(A)(一般) Link
5. 2019~2019  ツイッターの空間分析 その他の補助金・助成金 
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■ 講師・講演
1. 2022/12/19 ツイッターデータの地理学(オンライン)
2. 2022/09/19 フォトグラメトリ技術を用いた過去の景観の時空間アーカイブ構築(オンライン)
3. 2022/04/06 ツイッターデータの空間分析(オンライン)
4. 2020/11/09 文系学科におけるGIS教育の実践とGIS研究の学内展開(オンライン)
5. 2019/05/23 研究者が考える地図の作り方(東京ミッドタウン(東京都港区))
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■ 展覧会・演奏会・競技会等
1. 2010~ Municipality Map Maker ウェブ版 市区町村区域のGISデータ生成ツール
2. 2021~ MeshDataView3D
■ 委員会・協会等
1. 2022/05/25~ 地理情報システム学会 企画委員会副委員長
2. 2022/03/18~ 日本地理学会 百周年記念事業実行委員会委員
3. 2020/11/14~2022/11/13 人文地理学会 代議員
4. 2020/11/14~2022/11/13 人文地理学会 編集委員会常任委員
5. 2020/05/16~2022/05/25 地理情報システム学会 企画委員
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■ 受賞学術賞
1. 2021/07 Esri Map Gallery Award, 2nd Place - Thematic Map, 2021 Esri User Conference (Supervised Geodemographic Classification Approach Using Neural Networks: A Case Study of Tokyo and Osaka)
2. 2021/02 公益財団法人統計情報研究開発センター シンフォニカ統計GIS活動奨励賞 (過去・現在の小地域統計を利用した都市の時空間分析)
3. 2018/05 ESRIジャパンユーザ会 第14回GISコミュニティフォーラム マップギャラリー 第一位 (東京はどの方角に成長してきたか -1930 年以降の小地域統計からみた人口増加-)
4. 2017/10 一般社団法人地理情報システム学会 GIS学会賞 研究奨励部門
5. 2015/05 ESRIジャパンユーザ会 第11回GISコミュニティフォーラム マップギャラリー 第一位 (ハッピーマップ “(笑)”と笑顔の顔文字からみた感情表現の地域差)
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■ 現在の専門分野
人文地理学, 地理学 (キーワード:都市、居住分化、歴史GIS、3D、機械学習) 
科研
■ 担当経験のある科目
1. GIS実習Ⅰ(皇學館大学)
2. GIS実習Ⅱ(皇學館大学)
3. コンピュータグラフィックス応用演習(立命館大学)
4. 人文地理学概論(三重大学)
5. 情報人文学の最前線(立命館大学大学院文学研究科)
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■ 研究概要
◆研究課題
①都市に関する近現代の時空間データベースの構築
②学校教育における地理情報システムの効果的な利活用法の開発

◆研究概要
①都市に関する近現代の時空間データベースの構築
国勢調査などの小地域統計や3次元都市モデルであるPLATEAUなど、都市に関する地理情報は、この30年間ほどで飛躍的に増大してきた。しかし、1990年代初頭までのデータは極端に少なく、長期的な視点からの都市に関する時空間分析を行うには十分な量の地理情報が蓄積されていない。本研究では、そのような問題点から、空中写真や紙媒体の統計資料などをはじめとして、都市に関する近現代の様々な地理情報を収集し、GIS(地理情報システム)を利用した時空間データベースとして構築することで、近現代という長期的な視点からのGISによる空間分析を行う。
当面の対象地域は京都市を含む京阪神大都市圏とその周辺地域であり、今年度は主に資料やデータの購入などに重点を置き、データベース構築を開始する。

②学校教育における地理情報システムの効果的な利活用法の開発
新しく必履修化された高校の地理総合では、GISが重要なキーワードとなっている。しかし、地理を専門とする学校教員は少なく、高校の現場では、GISを含めた地理教育の質の担保が課題となっている。そこで、本研究では必ずしも地理を専門としない教員でも活用できるようなGISの効果的な利活用法の開発を目指す。また、同じく必履修化された情報ⅠでもGIS活用が模索されており、本研究でも情報ⅠでのGIS活用の方策について検討する。
今年度は、まず、地理総合でのGIS教育の状況についての最新の情報を収集するとともに、すでに開発している簡易的なGISツールを利用した教材の開発に取り組む予定である。