研究概要 |
■ 研究概要
◆研究課題
大学の食環境向上をめざした研究(2か年計画)
◆研究概要
背景
・国際社会の背景:2015年に国際連合は地球規模の課題解決のために、「誰一人取り残さない」理念のもと、2030年までの達成目標として、「Sustainable development goals; SDGs、持続可能な開発目標」17項目169目標を設定した。これには感染症対策は盛り込まれていなかったところ、2019年末より新型コロナウイス感染症COVID-19の世界流行が発生し約3年が経過した。さらに人口増加、気候変動やロシアのウクライナ侵攻により、食糧生産の低下や流通不全が生じ、食品価格の高騰を来している。2019年にWHO/FAOは、「健康増進と環境負荷の低減をめざした持続可能な食事」を推進している。
・我が国の背景:新型コロナウイルス感染症は感染症予防法の5類相当になる予定であるが、感染第9波が予想されており、国民が健康な食と生活により感染防御力をつけることが必要である。2023年4月厚生労働科学研究班により、健康で持続可能な食事推進と活用支援ガイドが開発された。
・学術的背景:2017年、東あかねは京都府内の大学の学生食堂を対象に、栄養成分表示や提供献立などの食事と食情報などの食環境の実態を明らかにした。しかし、環境負荷低減の観点はなかった。
・京都産業大学:学内に11食堂がある。2023年度より開始したヘルシーキャンパス事業により総合的に健康増進に取組んでいる。
目的
・学内の「食」の提供、利用、廃棄・食品ロスの実態を明らかにする。
・食堂において提供する料理の栄養成分表示
・食堂における食事・栄養教育媒体による啓発
対象
・学生部、食堂事業者、廃棄物処理員等(聞き取り調査)
・学内の食堂、コンビニエンスストア、自動販売機、移動販売車(観察、聞き取り調査)
・京都産業大学 学生約450人(健康危機管理論入門受講生)(自己入力式WEB調査)
方法
・聞き取り調査:食堂の食品ロス(残食・残菜)の重量や種類を明らかにする。
・観察調査:学内の食堂、コンビニエンスストア、自動販売機、移動販売車等における食品販売の実態を明らかにする。
・自己入力式質問調査:学生や教職員による食、健康、環境に関する(Google FormによるWEB調査)20項目
共同研究者 現代社会学部 健康スポーツ学科 吉岡美子教授
学生・社会への発信と応用
・学内:調査研究の成果を学生や教職員に周知し、食と健康と環境への意識を向上させる。
・学外:京都ヘルシーキャンパスネットワークや全国大学保健管理研究集会等において発表する。 |
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業績 |
■ 学会発表
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■ 著書・論文歴
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経歴 |
■ 学歴
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■ 教育上の能力
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■ 主要学科目
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■ 所属学会
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■ 授業科目
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その他 |
■ 社会における活動
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■ 講師・講演
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■ メールアドレス
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■ 受賞学術賞
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■ 現在の専門分野
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