研究概要 |
■ 研究概要
◆研究課題
インバウンド観光における対話的交流モデルの構築と国際的体系化 — 対話原理に基づく意味共有と価値創造の体系化 —
◆研究概要
本研究は、科研費の基盤研究(C) (2021-2024)(課題ID:21378690)による日本並びに欧米アジア及びオセアニアの都市での参与観察と研究分析を踏まえ、バフチンの対話原理並びに対人関係・ガバナンスの理論を発展的に解釈し、「インバウンド観光における対話的交流モデル」を構築するとともに、国際的体系化を目指すものである。
海外の研究ネットワークを活用し、「意味の共有」「価値の創造」「遊び心」とあわせて、ヒトの対話を核として組織・地域レベルの対話的交流の構造を分析し、「現場の取組みとあいまった地域基盤の充実」に寄与していくことを目的としている。
世界的に観光需要がさらに拡大・多様化し、またCovid-19の経験を経て、ヒトのつながりの大切さが再認識されるなど、観光は変化の過渡期にある。こうした中、「異国の凝縮された時空間における、異質な他者との響鳴」という対話の特質をとらえ、ことば・心理などのソフト面を含めたコミュニケーションをベースとした都市・地域を巡る関係主体間の対話のあり方を国際比較分析していく。
これにより、訪問客との現場での対話、地域協働によるサービス向上の基盤構築のモデルをまとめ、交流・観光を核とした持続的な地域共生に向け、大学・政府・自治体等関係者への積極的な発信をしていくものである。 |
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業績 |
■ 学会発表
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■ 著書・論文歴
1. |
2024/04 |
論文 |
Constructing an interactive platform for the local practice of gastronomy tourism Proceedings of the Eastern Asia Society for Transportation Studies (共著) |
2. |
2023/12 |
論文 |
カーニバルの視点からとらえたガストロノミーツーリズムの対話的交流と地域文化発信の分析 第38回日本観光研究学会全国大会学術論文集 243-248頁 (共著) |
3. |
2022/12 |
論文 |
クロノトポスの概念の活用による都市形成と対話的交流の分析
―ベルリン、ドレスデン、ライプチヒにおける戦災経験を踏まえた都市再生の取組に着目して― 第37回日本観光研究学会学術論文集 271-276頁 (共著) |
4. |
2022/03 |
論文 |
Dialogic Formation of Tourism Strategies in Urban Renaissance Cities: Implications from Cases in Berlin, Budapest, and Santa Barbara Journal of the Eastern Asia Society for Transportation Studies 14(0),pp.1253-1269 (共著) |
5. |
2021/12 |
論文 |
外国人旅行者へのガイドツアーや応接におけるユーモアのある対話の分析
―ホストとゲストの遊び心に着目して― 第36回日本観光研究学会全国大会学術論文集 121-125頁 (共著) |
6. |
2020/12 |
論文 |
対話原理に基づくインバウンドディスコースにおける視座の分析
―ボランティアガイド活動におけるホストとゲストの行動に着目して― 第35回日本観光研究学会全国大会学術論文集 129-132頁 (共著) |
7. |
2020/02 |
その他 |
「インバウンド観光と対話・コミュニケーション」(第59回運輸政策セミナー) 運輸政策研究 22(78),157-163頁 (共著) |
8. |
2019/12 |
論文 |
The Interactive Creation of Local Identity in Tourist Visiting Cities: A Comparative study of Nara, Bologna, and Santa Barbara Proceedings of the Eastern Asia Society for Transportation Studies (共著) |
9. |
2019/03 |
論文 |
日米アジアの観光都市におけるインバウンド旅行者との対話的交流による地域アイデンティティの形成に関する研究 第62号交通学研究 69-76頁 (共著) |
10. |
2018/03 |
論文 |
対話原理の活用による日米事例分析を通じたインバウンド・コミュニケーションの高質化に関する研究 第61号交通学研究 117-124頁 (単著) |
11. |
2017/03 |
論文 |
A Study on the Features of the Evolution Processes and Business Models of Global Enterprises in the Transport Sector Transportation Research Procedia 25,3769-3788頁 (単著) |
12. |
2015/08 |
その他 |
ビッグデータとICT活用へのチャレンジ―公共交通活性化に向けたケースステディ実施を通じた取組み― 18(2),34-37頁 (単著) |
13. |
2014/12 |
著書 |
交通インフラ経営のグローバル競争戦略―国際競争力強化に向けた国家戦略の視座― (単著) |
14. |
2014/12 |
その他 |
交通インフラ経営のグローバル競争戦略―世界の潮流や海外企業体戦略のダイナミズムに学ぶ(第116回運輸政策コロキウム報告) 運輸政策研究 16(4),71-77頁 (共著) |
15. |
2014/08 |
その他 |
ビッグデータを活用した公共交通活性化―情報通信技術を活用した公共交通活性化に関する調査(平成25年度調査)―((財)運輸政策研究機構第47回セミナー) 運輸政策研究 17(3),77-80頁 (共著) |
16. |
2014/07 |
著書 |
運輸・交通インフラと民力活用 (共著) |
17. |
2014/03 |
論文 |
海外グローバル企業体のインフラ経営戦略に関する考察―企業体の台頭・進化とビジネスモデルの特性― 運輸政策研究 17(1),12-23頁 (単著) |
18. |
2013/12 |
その他 |
海外グローバル企業体のインフラ経営戦略の考察―国の競争力強化に向けて―((財)運輸政策研究機構 第32回研究報告会) 運輸政策研究 15(4),85-88頁 (単著) |
19. |
2013/10 |
その他 |
フランクフルト・ハーン空港の経営戦略―LCC/貨物空港としてのビジネスモデルの戦略的活用― 運輸政策研究 16(3),32-36頁 (単著) |
20. |
2013/03 |
その他 |
ロッテルダム港の港湾経営戦略―ビジネスモデルの変化と戦略的チャレンジ― 港湾 90(3月),34-35頁 (単著) |
21. |
2013/03 |
その他 |
運輸・交通事業におけるPFI・PPPの活用可能性について 運輸政策研究機構・一橋大学共同研究 24-39頁 (共著) |
22. |
2013/01 |
その他 |
欧州最大の内陸港デゥイスブルグ港の経営戦略―「トライモード・ポートモデル」へのチャレンジ― 港湾 90(1月号),46-47頁 (単著) |
23. |
2011/06 |
その他 |
英国自治体における公共交通等利用振興策―最近の英国のアプローチ・手法から学ぶもの― 新都市 65(6),66-71頁 (単著) |
24. |
2011/05 |
論文 |
都市と公共交通に関する一考察―グローバルな競争環境進化とコミュニティの価値創造― 運輸と経済 71(5),79-93頁 (単著) |
25. |
2011/05 |
その他 |
英国最大のグリムスビー・イミンガム港-イングランド北東部の港湾の挑戦- 88(5月号),44-45頁 (単著) |
26. |
2010/11 |
その他 |
フェリクストウ港とコンテナ整備-英国最大のコンテナ港と発展の動向- 港湾 87(11月号),30-31頁 (単著) |
27. |
2010/11 |
その他 |
英国ケンブリッジのガイドウェイバス・プロジェクト 高速道路と自動車 153(11),65-69頁 (単著) |
28. |
2010/09 |
その他 |
中国内陸部 重慶と成都の経済発展 土木学会誌 95(9),52-55頁 (単著) |
29. |
2010/08 |
その他 |
イングランド地方圏のライトレールとバス政策の動向 運輸政策研究 13(2),42-48頁 (単著) |
30. |
2010/08 |
その他 |
上海港のネットワーク戦略-ゲートウェイを核とし港湾間の連携モデル- 港湾 87(8月号),36-37頁 (単著) |
31. |
2010/07 |
その他 |
上海のハイテクパークを走るライトレール 新都市 64(7),94-95頁 (単著) |
32. |
2010/05 |
その他 |
国際メガ・オペレーター」のインフラ経営戦略 土木学会誌 95(5),58-61頁 (単著) |
33. |
2010/02 |
その他 |
ハルディア港の挑戦 「マルチ・ポート」の構築に向けて 87(2月号),36-37頁 (単著) |
34. |
2010/01 |
その他 |
インフラ経営のグローバル戦略―交通分野におけるネットワーク拡充とインテグレートな事業戦略展開― 海外運輸 2010年(1),11-28頁 (単著) |
35. |
2009/12 |
論文 |
地域交通戦略のガバナンス構造に関する研究
-規制緩和・民営化の下における新たなガバナンス・フレームワークの導出- 東京大学博士論文 (単著) |
36. |
2009/10 |
論文 |
アジア及び中南米諸国における交通関係PPPプロジェクトの動向と今後の展開 12(3),13-23頁 (単著) |
37. |
2009/07 |
その他 |
インドの社会基盤インフラの整備・経営と地域発展-近代化に向けたPPP等の取組みと課題- 運輸と経済 69(7),48-60頁 (単著) |
38. |
2009/06 |
その他 |
インドの港湾物流―近代化への取組みと課題― 港湾 86(6月号),32-33頁 (単著) |
39. |
2009/05 |
その他 |
中東と北アフリカにおけるグローバルな港湾・海運戦略の展開 海運 980,22-25頁 (単著) |
40. |
2009/02 |
その他 |
シー&エア等の新たなビジネスモデルを展開し、複合機能ハブの構築を目指す仁川地域 港湾 86(2月号),34-35頁 (単著) |
41. |
2008/12 |
その他 |
急成長する物流とベトナム北部の港湾 港湾 85(12月号),48-49頁 (単著) |
42. |
2008/09 |
その他 |
中国の社会基盤インフラの整備・経営と地域発展-ハイスピードでのインフラ整備と急速に変貌する都市・地域- 運輸と経済 68(9),66-77頁 (単著) |
43. |
2008/08 |
その他 |
地域交通戦略のフロンティア―英国のダイナミズムに学ぶ((財)運輸政策研究機構第90回コロキウム) 運輸政策研究 11(2),109-115頁 (共著) |
44. |
2008/08 |
その他 |
融合・発展する珠江デルタ―ワールド・クラスを目指すCTの地域・国際戦略― 港湾 85(8月号),32-33頁 (単著) |
45. |
2008/03 |
著書 |
地域交通戦略のフロンティア―英国のダイナミズムに学ぶ- (単著) |
46. |
2008/03 |
論文 |
IT障害に関する分野横断的演習の取組み―分野を超えた情報共有と連携協力の仕組みづくりに向けて 社会技術研究論文集 5,143-155頁 (共著) |
47. |
2007/08 |
論文 |
英国のバス事業と新地域交通戦略 運輸政策研究 10(2),22-33頁 (単著) |
48. |
2007/01 |
その他 |
サステイなブルなIT基盤の構築に向けたリスクマネジメントに関する一考察―「ともに社会や組織を支える」発想に立ったITリテラシーの醸成― 運輸と経済 67(1),64-78頁 (単著) |
49. |
2005/11 |
その他 |
「安全と安心」のための「参画と協働」のフレームワークに関する一考察―マネジメント・サイクル的発想に立った地域の取組みの展開の方向性― 31(4),61-69頁 (単著) |
50. |
2005/03 |
論文 |
タクシー産業の規制緩和について 第49号交通学研究 201-210頁 (共著) |
51. |
2005/03 |
論文 |
公共交通の顧客の価値観の構造分析-顧客主義からとらえた公共交通- 運輸政策研究 8(1),22-30頁 (単著) |
52. |
2004/08 |
論文 |
1990年代のロンドンとイングランド地方圏の地域行政システム 運輸政策研究 17(2),37-49頁 (単著) |
53. |
2000/08 |
論文 |
英国における地方レベルの新たな交通計画システム 運輸政策研究 13(2),21-30頁 (共著) |
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経歴 |
■ 学歴
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■ 所属学会
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■ 資格・免許
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その他 |
■ 研究課題・受託研究・科研費
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■ 講師・講演
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■ 受賞学術賞
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■ 現在の専門分野
観光人類学、観光政策, 都市・交通学 (キーワード:ツーリズム、対話的交流、地域アイデンティティ、対話原理、都市進化、コミュニケーション、交通政策)
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■ 科研費研究者番号
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■ 外部研究者ID
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