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  マツナガ サトシ   MATSUNAGA SATOSHI
  松永 智
   所属   京都産業大学  現代社会学部 健康スポーツ社会学科
   職種   教授
研究概要
■ 研究概要
◆研究課題
伸張性収縮後の筋機能の回復は一酸化窒素供与体の経口摂取により促進される

◆研究概要
一酸化窒素の経口摂取が筋機能を向上させることから、私は筋活動前に、(1) 一酸化窒素の基質である硝酸塩や、(2)自己分解能を有する一酸化窒素供与体の運動前の継続的な経口摂取により、伸張性収縮による筋機能の低減緩和の可能性を示してきた。しかしながら、『伸張性の筋活動後に開始される一酸化窒素供与体の経口摂取が、筋機能低減からの「回復を促進するか」の観点から、一酸化窒素供与体の適切な摂取時期・期間についての解明は未だ行われていない。そこで本年度は、①「伸張性収縮後の一酸化窒素供与体の経口摂取が筋機能低下の回復を促進する」とする仮説の下、筋収縮力と筋小胞体Ca2+取込・放出機能との関係に着目し検証を行うことを目的とする。そして、運動に起因する筋機能の維持、及び減退した場合の回復促進のため、一酸化窒素供与体摂取の適切な時期や期間の解明に努めたい。
業績
■ 学会発表
1. 2021/09/17 一酸化窒素供与体の経口摂取が伸張性収縮に伴う張力の変化に及ぼす影響(第76回日本体力医学会大会)
2. 2021/09/08 コンプレックストレーニングはハンドボール競技のシュート速度を高めるか(第71回日本体育・スポーツ・健康学会大会)
3. 2020/12 スポーツ吹矢は中高年女性の尿失禁予防となるか(第9回日本トレーニング指導学会大会)
4. 2020/11 スポーツウエルネス吹矢が骨盤底筋機能に及ぼす影響(第50回日本レジャーレクリエーション学会大会)
■ 著書・論文歴
1. 2024/03 論文  Pre-exercise nitric oxide donor supplementation attenuates the decline in muscle contractile force and ryanodine receptor proteolysis following eccentric contraction J. Phys. Fitness Sports Med. 13,pp.43-50 (共著) 
2. 2018/12 論文  Effect of dietary nitrate on force production and sarcoplasmic reticulum Ca2+ handling in rat fast-twitch muscles following eccentric contraction Open J. Appl. Sci. 8,pp.607-618 (共著) 
3. 2018/03 論文  The efficacy of microcurrent therapy on eccentric contraction-induced muscle damage in rat fast-twitch skeletal muscle  8,pp.89-102 (共著) 
4. 2017/02 論文  Role of calpain in eccentric contraction-induced proteolysis of Ca2+-regulatory proteins and force depression in rat fast-twitch skeletal muscle Journal of Applied Physiology 122,pp.396-405 (共著) 
5. 2017/02 論文  Role of calpain in eccentric contraction-induced proteolysis of Ca2+-regulatory proteins and force depression in rat fast-twitch skeletal muscle J Appl Physiol 122,pp.396-405 (共著) 
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経歴
■ 学歴
1. 広島大学 生物圏科学研究科 博士課程修了
2. 筑波大学 体育研究科 修士課程修了
■ 職歴
1. 2021/04~ 京都産業大学 現代社会学部 健康スポーツ社会学科 教授
■ 主要学科目
運動生理学
■ 所属学会
1. 2008/03~ The Physiological Society
2. 2005/07~ American Physiological Society
3. 1993/04~ 日本運動生理学会
4. 2002/07~ ∟ 評議員
5. 1987/04~ 日本体力医学会
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■ researchmap研究者コード
1000056198
■ 資格・免許
1. 日本スポーツ協会 公認スポーツ指導者資格 コーチ3(ハンドボール)
2. 特定非営利団体 日本トレーニング指導者協会資格 上級トレーニング指導者
その他
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2024/04~2027/03  Exosomeおよび分泌型microRNAsを用いた身体恒常性メカニズムの解明 基盤研究C 
2. 2024/04~2027/03  一酸化窒素供与体の経口摂取は男性より女性の伸張性収縮後の筋機能回復を促進する 基盤研究C 
3. 2023~2026/03  受動的張力の低下抑制を介して,伸張性収縮後の能動的張力の低下を緩和できるか? 基盤研究C 
4. 2021/04~2024/03  伸張性収縮後の筋機能の回復は一酸化窒素供与体の摂取により促進される 基盤研究 (C) 
5. 2020/04~2023/03  筋疲労からの回復期において,受動的張力の増加は能動的張力の増加を誘起するか? 基盤研究 (C) 
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■ 講師・講演
1. 2020/11/14 健康と運動の生理学(宮崎県日向市)
2. 2020/06/30 宮崎大学スポーツ学生支援室について(宮崎県宮崎市)
■ 委員会・協会等
1. 2017/04/01~2021/03/31 宮崎県ハンドボール協会 常任理事
2. 2013/04/01~2021/03/31 九州地区大学体育協議会 評議員
3. 2009/04/01~2021/03/31 九州学生ハンドボール連盟 理事
4. 2009/04/01~2017/03/31 宮崎県ハンドボール協会 理事
■ 受賞学術賞
1. 2009 日本体力医学会 平成21年度 日本体力医学会学会賞 (高強度トレーニングおよび一過性の運動が筋小胞体のCa2+取り込み機能に及ぼす影響 - 酸化的修飾との関連 -)
■ 現在の専門分野
スポーツ科学, 体育、身体教育学, 栄養学、健康科学