研究概要 |
■ 研究概要
◆研究課題
トランスフォビアの現象学的研究
◆研究概要
現在の日本でもトランスジェンダーへの差別的言説が猛威を奮っている。このような言説がなぜ生まれるのかを分析する研究は、現在の日本だけでなく海外も含めて、ひじょうに重要なものとなっている。そのなかでも、本研究はとくに現象学的な視点から研究を深める作業を今年度も引き続き行う。それは、トランスジェンダーの「リアル」をより追求する研究のスタイルであり、現状において必要とされている研究であろう。また、これまでと異なる点として、トランスジェンダーのなかでもとりわけノンバイナリーの人たちの経験を視野に入れた研究を行いたい。ノンバイナリーに関する現象学的研究を行うことで、本研究をより拡大・深化させていく。 |
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業績 |
■ 著書・論文歴
1. |
2024/07 |
著書 |
バトラー入門 (単著) |
2. |
2024/05 |
著書 |
ノット・ライク・ディス――トランスジェンダーと身体の哲学 (単著) |
3. |
2024 |
論文 |
「顔をそむける」――(トランス)フェミニスト・キルジョイ、あるいは「対話」の困難さについて (単著) |
4. |
2023/08 |
著書 |
フェミニスト現象学:経験が響き合う場所 (共著) |
5. |
2023/03 |
著書 |
クィア・スタディーズをひらく3 (共著) |
6. |
2023 |
論文 |
「主体的に考える」?――従属的な思考から脱け出すために (単著) |
7. |
2023 |
論文 |
バトラーからニュートンへ、あるいは引用の政治 (単著) |
8. |
2022/02 |
著書 |
〈トラブル〉としてのフェミニズム:「とり乱させない抑圧」に抗して (単著) |
9. |
2022 |
論文 |
ゲイル・サラモン『ラティーシャ・キングの生と死』:トランスフォビアを批判的に読み解くために (単著) |
10. |
2022 |
論文 |
トランス・アイデンティティーズ、あるいは「名のなかにあるもの」について 思想 (単著) |
11. |
2022 |
論文 |
町田奈緒士『トランスジェンダーを生きる : 語り合いから描く体験の「質感」』 〈還元〉に抗する語り (単著) |
12. |
2022 |
論文 |
誰が本当に身体を無視しているのか? : トランス排除と〈紙〉としての身体 (単著) |
13. |
2021 |
論文 |
ポストフェミニズムとしてのトランス?:千田有紀「「女」の境界線を引きなおす」を読み解く (単著) |
14. |
2020 |
著書 |
フェミニスト現象学入門――経験から「普通」を問い直す 115-126頁 (共著) |
15. |
2020 |
論文 |
インターセクショナル・フェミニズムから/へ 現代思想 48(4),34-47頁 (単著) |
16. |
2020 |
論文 |
他者とともにあるために:ジュディス・バトラーの責任論 福音と世界 75(9),6-11頁 (単著) |
17. |
2019 |
著書 |
身体を引き受ける:トランスジェンダーと物質性のレトリック (単著) |
18. |
2019 |
論文 |
「なる」ものとしてのジェンダー シモーヌ 1,46-53頁 (単著) |
19. |
2019 |
論文 |
「フェミニズム」に賭けられているもの 早稲田文学 10(21),143-150頁 (単著) |
20. |
2019 |
論文 |
「曖昧なジェンダー」の承認に向けて:ボーヴォワールの『第二の性』におけるジェンダーの「両義性=曖昧さ」 女性空間 36,81-92頁 (単著) |
21. |
2019 |
論文 |
とり乱しを引き受けること:男性アイデンティティとトランスジェンダー・アイデンティティのあいだで 現代思想 47(2),127-138頁 (単著) |
22. |
2019 |
論文 |
感じられた身体:トランスジェンダーと『知覚の現象学』 立命館大学人文科学研究所紀要 120,217-232頁 (単著) |
23. |
2019 |
論文 |
身体を書き直す:トランスジェンダー理論としての『ジェンダー・トラブル』 現代思想 47(3),176-190頁 (単著) |
24. |
2019 |
その他 |
翻訳「未来は子ども騙し:クィア理論、非同一化、そして死の欲動」 思想 1141,107-126頁 (単著) |
25. |
2018 |
著書 |
ジュディス・バトラー――生と哲学を賭けた闘い (単著) |
26. |
2018 |
論文 |
「とり乱させない抑圧」に抗して:ジュディス・バトラーと田中美津 現代思想 46(11),190-199頁 (単著) |
27. |
2017 |
論文 |
J・バトラーのジェンダー・パフォーマティヴィティとそのもうひとつの系譜 ジェンダー&セクシュアリティ 12,183-204頁 (単著) |
28. |
2017 |
その他 |
アイデンティティと共同体:「怒りの共同性」に関するノート 1,69-85頁 (単著) |
29. |
2016 |
論文 |
ヘーゲル的主体のメランコリー:『欲望の主体』におけるバトラーのヘーゲル解釈 年報人間科学 37,71-86頁 (単著) |
30. |
2016 |
論文 |
実存とトラブル:サルトルの読者としてのバトラー 社会思想史研究 40,158-176頁 (単著) |
31. |
2015 |
論文 |
アイデンティティを引き受ける――バトラーとクィア/アイデンティティ・ポリティクス 臨床哲学 16,23-41頁 (単著) |
32. |
2015 |
論文 |
バトラーのマテリアリズム 大阪大学大学院人間科学研究科紀要 41,193-212頁 (単著) |
33. |
2015 |
論文 |
普遍の主張――J・バトラーにおける「共生」のポリティクス 未来共生学 2,205-227頁 (単著) |
34. |
2015 |
論文 |
現象学からフーコーへ:初期ジュディス・バトラーにおける身体論の変遷 年報人間科学 36,103-117頁 (単著) |
35. |
2014 |
論文 |
ジュディス・バトラーにおけるスピノザの行方(下)――コナトゥスから徳へ 年報人間科学 35,73-87頁 (単著) |
36. |
2013 |
論文 |
ジュディス・バトラーにおけるスピノザの行方(上)――「社会存在論」への道 年報人間科学 34,163-180頁 (単著) |
37. |
2013 |
論文 |
排除・弁証法的反転・増殖――ジュディス・バトラーにおける法の生産的メカニズムと抵抗戦略 論叢クィア 6,80-99頁 (単著) |
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