(最終更新日:2024-02-11 21:42:56)
  
  朴 艶紅
   所属   京都産業大学  法学部
   職種   助教
業績
■ 著書・論文歴
1. 2024/01 論文  現代中国における労働の自由化と「伝染する資本主義」説――メアリ・E・ギャラガー(Mary E. Gallagher)との対話を中心に 産大法学 57(3・4),251-315頁 (単著) 
2. 2022/10 論文  「すべての法則をやぶれ 」――ウォルマートにおける「中心」「周縁」の形成と“Every Day Low Price”の規範の作用 『産大法学』 56(3),27-95頁 (単著) 
3. 2021/04 論文  1994年「労働法」を捉えなおすー中国社会主義労働法原理の検討を中心に 産大法学 55(1),45-91頁 (単著) 
4. 2019/03 論文  The Use of Cases in Judicial Mediation—-Based on an Analysis of a Series of Intellectual Property Disputes China Law Connect Issue 4(1(March 2019)) (共著) 
5. 2013/08 論文  現代中国の社会保険制度の形成(一九八三-一九九九)――広東省深圳市の労災保険制度を中心に (三) 法学論叢 173(5),103-130頁 (単著) 
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科研
■ 研究概要
◆研究課題
市場経済時代の中国における国家、出稼ぎ農民と労使関係

◆研究概要
「出稼ぎ農民」という特殊な労働者が市場経済時代の中国労使関係の一端を担ってきたことで、市場経済時代における中国の労使関係に関する制度形成のロジックが決定されたのではないか、或いは党=国家と出稼ぎ農民の関係、つまり中国共産党が「出稼ぎ農民」を党=国家体制のなかで如何に位置付けてきたのか、また「出稼ぎ農民」が「足による投票」や労働抗争などの実力行使を通して資本や国家に対し何を主張してきたのか、党=国家が出稼ぎ農民の要求に如何に答えてきたのかなどによって、市場経済時代の国家の労働統制の方式が決定付けられたのではないかという仮説を、統計データやフィールドワーク調査で得られた資料を基に検証する。