研究概要 |
■ 研究概要
◆研究課題
・日本庭園史
・日仏の庭園文化交流
◆研究概要
・日本庭園史
1300年の長い歴史を有する「日本庭園」と呼ばれているものは非常に複雑で定義しにくいもの。その本質を理解するために、20世紀に活躍した歴史家たちの庭園観と歴史観について研究している。こうして、20世紀に日本庭園像がどのように形成され、21世紀に生きる我々の庭園の見方にどのような影響を与えているのかを理解しようとしている。とりわけ、森蘊(もり・おさむ、1905-1988)と重森三玲(しげもり・みれい、1896-1975)という昭和を代表する二人の歴史家・作庭家が残した資料の整理を通して、庭園のアーカイヴのあり方について考察を深めている。
資料の調査を出発点に、森蘊と重森三玲が関わった歴史的な庭園の現地調査も行なっている。特に、京都府の浄瑠璃寺庭園、奈良県の法華寺庭園、和歌山城紅葉溪庭園、平泉の毛越寺庭園などの文化財庭園は最近再整備の対象になっているので、40~50年ほど前の発掘調査の成果や整備の方針を正しく理解することは保存活用計画の作成などのために極めて重要である。また、森蘊と重森三玲の作庭活動にも焦点を当てて研究をしている。こうして再評価された庭は新たな文化財指定の対象になり、また地域にとっては新たな観光資源になったりしている。
・日仏の庭園文化交流
西洋庭園は整形式であり、日本庭園は自然風景式であるとよく対比される。一見、わかりやすい説明ではあるが、現実はもっと複雑であるので、それぞれの実態を単純化せずに、相互理解を深めていけるように研究を進めている。
2015年にフランスを代表する庭師ジル・クレマンの来日に携わってから、そのテーマについてドキュメンタリー映画を製作したり、またジル・クレマン連続講演会の記録を邦訳して本にまとめたりした。さらに「日本の建築、都市及び景観に関するフランス語系研究者の学術ネットワーク」との共同研究で、海外の日本庭園に関する研究会に参加するなど、日仏の文化交流に尽力している。現在は日本庭園に関する日本の専門書をフランス語に翻訳する企画を進めている。 |
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業績 |
■ 学会発表
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■ 著書・論文歴
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経歴 |
■ 学歴
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■ 職歴
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■ 主要学科目
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■ 所属学会
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その他 |
■ 研究課題・受託研究・科研費
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■ 講師・講演
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■ 展覧会・演奏会・競技会等
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■ ホームページ
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■ メールアドレス
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■ 受賞学術賞
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