(最終更新日:2024-03-11 16:11:15)
  クモオカ アズサ   KUMOOKA Azusa
  雲岡 梓
   所属   京都産業大学  文化学部 京都文化学科
   職種   准教授
業績
■ 学会発表
1. 2020/10/17 荒木田麗女と宣長の論争(宣長十講)
2. 2019/08/16 連歌・俳諧と女性(第4回京都五山送り火連句大会)
3. 2019/05/25 荒木田麗女『鵙の草ぐき・竹の落葉』について
■ 著書・論文歴
1. 2023/02 著書  『『挙白集』評釈 和文篇』   (共著) 
2. 2022/05 論文  歴史物語『月のゆくへ』の執筆手法―『平家物語』との比較を通して― 日本文学 71(5),44-47頁 (単著) 
3. 2021/12 論文  荒木田麗女の万葉語辞典『こころの種』について―『万葉拾穂抄』との関係― 鈴屋学会報 (38),17-34頁 (単著) 
4. 2021/10 論文  荒木田麗女『笠舎』巻十一の翻刻と典拠の考察 日本文芸研究 73(1),33-66頁 (単著) 
5. 2021/03 論文  荒木田麗女の歴史物語『笠舎』巻九・十の翻刻と典拠の考察 日本文芸研究 72(2),35-77頁 (単著) 
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経歴
■ 学歴
1. 2011/04~2014/03 博士(文学)(関西学院大学)
■ 教育上の能力
●作成した教科書、教材
1. 2022/07~2023/07 「子どものための松ヶ崎風土記」
その他
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2022/04~  京都市歴史資料館寄託山本家所蔵資料など賀茂両社および社家伝来の古典籍資料に関する研究 国内共同研究 
2. 2021/04~  江戸の女流文学者、荒木田麗女の歴史物語・紀行文・随筆の研究 個人研究 (キーワード:荒木田麗女、江戸、女流文学、随筆、紀行文)
■ 講師・講演
1. 2023/11/12 社家の女性、荒木田麗女の連歌(京都)
2. 2023/09/04 伊勢の文学者 荒木田麗女の生涯と功績(三重県)
科研
■ 研究概要
◆研究課題
①江戸時代中期の女流文学者荒木田麗女の歴史物語・連歌作品研究
②近世連歌の研究

◆研究概要
①高倉天皇・安徳天皇二代の歴史を記す『月のゆくへ』、後醍醐天皇から後陽成天皇の歴史を記す『池の藻屑』について、詳細な語注と現代語訳を付した注釈書の作成を目指し研究を行う。
本年度は特に、光明天皇・崇光天皇の事蹟について記し、南北朝の対立と足利氏の台頭を描く『池の藻屑』巻3・巻4についての研究を進める計画である。なお、作成した注釈書は、『月のゆくへ・池の藻屑 全釈』(仮)との題で和泉書院からの出版を計画している。
また、未翻刻の長編歴史物語『笠舎』について、昨年度に引き続き翻刻と典拠の考察を進める。令和4年度までに全33巻中12巻前半までの翻刻と典拠の特定を行い、その成果を論文上で発表し終えているため、令和5年度には12巻の後半部分および13巻の翻刻と典拠の特定を終え、その成果を論文上で公開することを目標とする。当該論文は『日本文藝研究』第75巻第1号(関西学院大学)に投稿したいと考えている。
②所属する研究会、「連歌注釈集刊行会」にて「紫野千句」・「看聞日記紙背応永三二年十二月十一日連歌」・「大永三年四月四日何人百韻」・「天正十九年十一月十七日賦何舩連歌」等の千句連歌作品に関する研究発表を行ない、数人で千句もの句を付ける千句連歌が、どのような寄合によって連なり、どのような本歌・本説に基づいて詠まれていたのかを明らかにする計画である。
また、「連歌注釈集刊行会」より令和5年度に出版する予定の共著『百韻連歌撰注釈 第一巻』の校正作業にも取り組む。