研究キーワード:ヒッタイト語、印欧語、歴史比較言語学、ヒッタイト語、印欧語、歴史比較言語学
    (最終更新日:1000-01-01 00:00:00)
     Kazuhiko Yoshida
  吉田 和彦
   所属   京都産業大学  外国語学部 アジア言語学科
   職種   客員教授
研究概要
■ 研究概要
◆研究課題
文献に裏づけられたヒッタイト語の歴史言語学的研究

◆研究概要
ヒッタイト語の楔形文字粘土板の文献学的研究は近年めざましく発展し、粘土板を古期、中期、後期ヒッタイトという時代に区分することをかなりの程度可能にしている。また粘土板が同時代のものか、後の時代のコピーであるかも、かなり明らかになっている。この文献学的成果に照らせば、従来の研究が多くの点で誤った文法記述を行っていることは明らかである。本研究では、文献資料に基づかない思弁的な分析を徹底的に排除する研究姿勢を取る。そのうえで、実証的に収集したデータに対して、厳正な歴史比較言語学的方法を適用することによって、広い視点から統一的な説明を与えることを目指す。
業績
■ 学会発表
1. 2024/10/12 ことばの変化を復元する:文献からのアプローチ(京都産業大学ことばの科学研究センターシンポジウム)
2. 2024/07/01 A further remark on Hittite ye/a-verbs(The 43rd East Coast Indo-European Conference)
3. 2024/05/13 印欧語動詞の語幹形成母音の起源:アナトリア諸語にみられる特徴は革新か、継承か?(日本学士院第1179回例会)
4. 2023/10/07 印欧語動詞の語幹形成母音の起源:アナトリア諸語にみられる特徴は古いのか、新しいのか?(地中海古代語へのまなざし―移動する人、移動する言葉)
5. 2023/07/26 歴史言語学研究の礎にある同源形式の比較(ことばの科学研究センター令和5年度第3回研究会)
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■ 著書・論文歴
1. 2024/03 その他  ことばの不思議:日本語と世界の言語   (共著) 
2. 2023/07 論文  ヒッタイト語楔形文字粘土板から導き出される新たな音韻特徴 言語研究 (164),67-91頁  
3. 2022/09 論文  The Origin of the Indo-European Thematic Present The Journal of the Linguistic Society of Japan 162,pp.119-144  
4. 2022 論文  Some Diachronic Remarks on the Hittite enclitic particle -ṷa(r) Ha! Linguistic Studies in Honor of Mark R. Hale pp.413-422  
5. 2021/12 論文  ヒッタイト語における不規則な3人称複数過去語尾-ar 西南アジア研究 (93),44-67頁  
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経歴
■ 学歴
1.
(学位取得)
京都大学 文学修士
2.
(学位取得)
京都大学 文学修士
3.
(学位取得)
京都大学 文学修士
4.
(学位取得)
文学博士(Ph.D.)コーネル大学
5.
(学位取得)
文学博士(Ph.D.)コーネル大学
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■ 職歴
1. 京都産業大学 外国語学部 ことばの科学研究センターセンター長
2. 2023/05~ 一般財団法人新村出記念財団理事
3. 2023/05~ 一般財団法人新村出記念財団理事
4. 2023/02~ Member of the Board of the World Philology Union
5. 2022/12~ 日本学士院会員(第1部第1分科)
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■ 学内役職・委員
1. 2021/04/01~ 京都産業大学 ことばの科学研究センター長
■ 所属学会
1. Indogermanische Gesellschaft
2. Kyoto University
3. Societas Linguistica Europaea
4. The Linguistic Society of America
5. The Linguistic Society of Japan
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■ researchmap研究者コード
1000028428
その他
■ 研究課題・受託研究・科研費
1.   Comparative Linguistic Study on Indo-European Languages  
2.   Historical Linguistic Study of the Hittite Language  
3.   インド・ヨーロッパ諸語の比較言語学的研究  
4.   ヒッタイト語の歴史言語学的研究  
5. 2022/04~2026/03  文献学の成果に裏づけられたヒッタイト語の歴史言語学的研究 基盤研究(C) 
■ 講師・講演
1. 2023/10/07 印欧語動詞の語幹形成母音の起源:アナトリア諸語にみられる特徴は古いのか、新しいのか?
2. 2022/07/27 アナトリア祖語とモーラ
3. 2020/10/07 比較言語学の陥穽
4. 2018/05/07 Two Indo-European Morphological Mirages
5. 2018/04/07 ソシュールと比較言語学
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■ 委員会・協会等
1. 2002~2006 The Society for Near Eastern Studies in Japan director
2. 2002~2006 日本オリエント学会 理事
3. 1998 西南アジア研究会 編集委員
4. 1998 西南アジア研究会 編集委員
5. 1991~1996 The Linguistic Society of Japan committee member, executive committee member, editorial committee member, program committee member (chair), chief editor, treasurer
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■ 受賞学術賞
1. 1991 Shinmura Prize
2. 1991 新村出賞
■ 現在の専門分野
言語学, 言語学 (キーワード:ヒッタイト語、印欧語、歴史比較言語学、ヒッタイト語、印欧語、歴史比較言語学)