(最終更新日:2023-05-30 17:02:48)
  
  松本 和明
   所属   京都産業大学  経営学部
   職種   教授
業績
■ 学会発表
1. 2022/07/11 外山脩造の足跡と活動-渋沢栄一との関わりに着目して-(交通史学会2022年度第1回例会)
2. 2021/05/09 日本の財界-商業会議所を中心に-(東アジア文化交渉学会・第13回年次大会)
3. 2019/06/16 新潟県長岡地域における田村文四郎の企業者活動と地域・社会貢献活動(日本経済思想史学会第30回全国大会)
4. 2019/05/18 生誕150年・斎藤由松の足跡と活動(長岡郷土史研究会 令和元年度春の講演会)
5. 2019/02/12 渋沢栄一と地域振興-新潟県および東北・北陸地方を中心に-(経営史学会東北ワークショップ)
■ 著書・論文歴
1. 2023/03 論文  歴史にみる地域活性化-明治時代の新潟県のケース- 京都マネジメント・レビュー (42),153-171頁 (単著) 
2. 2022/03 論文  梅浦精一の足跡と活動(Ⅲ)-連合生糸荷預所および倉庫会社と渋沢栄一との関わり- 京都マネジメント・レビュー (40),173-187頁 (単著) 
3. 2021/09 論文  梅浦精一の足跡と活動(Ⅱ)-東京商法会議所の創設および展開と渋沢栄一との関わり- 京都マネジメント・レビュー (39),103-125頁 (単著) 
4. 2021/05 論文  梅浦精一の足跡と長岡地域との関わり 長岡郷土史 (58),81-90頁 (単著) 
5. 2021/03 論文  梅浦精一の足跡と活動(Ⅰ) 京都マネジメント・レビュー (38),85-102頁 (単著) 
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経歴
■ 学歴
1. 1996/04~1999/03 明治大学大学院 経営学研究科 経営学専攻 博士課程中退
2. 1993/04~1996/03 明治大学大学院 経営学研究科 経営学専攻 修士課程修了 修士(経営学・明治大学)
3. 1989/04~1993/03 明治大学 経営学部 経営学科 卒業 学士(経営学・明治大学)
■ 職歴
1. 2019/04~ 京都産業大学 経営学部 教授
2. 2002/04~2019/03 長岡大学 経済経営学部 専任講師(2002~2005)/助教授・准教授(2005~2012)/教授(2012~2019)
3. 1999/04~2002/03 長岡短期大学 経営情報学科 専任講師
■ 主要学科目
日本経営史・現代日本経営史
■ 所属学会
1. 経営史学会
2. 2021/01~ ∟ 評議員
3. 渋沢研究会
4. ∟ 運営委員
5. 企業家研究フォーラム
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その他
■ 社会における活動
1. 2017/04~2021/03 郷土の近代史を振り返る
■ 研究課題・受託研究・科研費
1.   渋沢栄一と地域振興 個人研究 
■ 講師・講演
1. 2023/01/20 渋沢栄一の足跡と新潟県の地方創生への深い関わり(新潟県五泉市)
2. 2022/12/17 グンゼ創業者の波多野鶴吉と歴代のリーダーたち(京都府綾部市)
3. 2022/12/11 外山脩造と三島中洲および渋沢栄一-河井継之助人脈とその系譜-(新潟県長岡市)
4. 2021/11 渋沢栄一の足跡と柏崎刈羽の近代化(新潟県柏崎市)
5. 2021/03/19 日本資本主義の父 渋沢栄一から学ぶ~イノベーションの神髄~(京都市)
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■ 委員会・協会等
1. 2018/10/01~ 株式会社第四北越フィナンシャルグループ 社外取締役(監査等委員)
2. 2014/06~ 一般社団法人地域ルネッサンス創造機構シンクタンク・ザ・リバーバンク 副理事長
3. 2014/04~ 株式会社新潟日報社 読者・紙面委員
4. 2010/06~ 東山油田(史跡・産業遺産)保存会 会長
■ メールアドレス
  kyoin_mail
科研
■ 研究概要
◆研究課題
渋沢栄一の企業者活動および社会・地域貢献活動の研究

◆研究概要
渋沢栄一(1840~1931)は、「日本資本主義の父」と称されるように、明治以降の日本の近代化・工業化に多大なる貢献をした実業家ないし経済人である。
 一般的には、渋沢については、国立銀行条例の制定(1872年)や第一国立銀行の設立(1873年)がよく知られているように、銀行家ないし銀行経営者の側面が強調されている。実際は、銀行のみならず、近代産業やインフラストラクチャー関連企業にも多数関与しており、その数は500社におよぶ。
 一方で、渋沢は、社会・地域貢献活動(フィランソロピー)に精力的かつ継続的に取り組んだ、社会事業家ないし社会企業家との側面も重要である。その活動は教育・国際交流・社会福祉・学術および文化・宗教など広範にわたり、関わった団体・組織数は600とされる。
 渋沢の多種多様な活動に関しては、ジャンル毎に研究の濃淡があり、企業家としての活動の実態は必ずしも明らかになっていない。直接、間接も含めてコミットした各産業の生成や諸企業の設立や経営の動向、人材育成・人材登用のあり方、ビジネスパートナーたる企業家等との関係、資金調達と配分および運用、国内各地との関わりなど、重要な論点や今日的ポイントが多数存在している。全58巻・別巻10巻におよぶ『渋沢栄一伝記資料』の分析と新史料の発掘を中心に検討を加えたい。
 本年度は、渋沢から信頼を受けてビジネスパートナーとして幅広く活躍し、「渋沢の股肱」と評された梅浦精一(1852~1912)の足跡と活動について、倉庫会社・均融会社等での企業家としての事績と渋沢および大倉喜八郎(1837~1928)らとのかかわりを考究していくこととしたい。