研究概要 |
■ 研究概要
◆研究課題
持続可能な地域づくりにむけた食農システムのあり方
◆研究概要
私たちの生活は、農作物などの食料や、工業原料、医薬品など、多様な生物資源により成り立っている。将来にわたり、このような生物資源を利用していくため、その持続可能な利用のあり方と、実現に向けた有効な社会システムを検討することが重要な課題となる。こうした観点から、地域の農的資源の活用可能性と、資源循環の実現性について検討する。
具体的には、地域内の里山、農地、緑地などの持続可能な活用に向けた測量や現地踏査のほか、バイオマス量の賦存量、活用可能性量の推定に向けた現地調査(植生・環境条件等)を行う。
また、近畿圏を対象に植物の機能を活かした地域づくり事例について、行政資料や新聞に掲載された事例を中心として情報収集・整理を行い、代表的な事例を抽出し、どのような社会経済活動、例えば生業(産業)や、地域文化(伝統・祭祀)などにより、どのように維持されてきたのか、といった観点から、その関係性について明らかにし、持続可能性を担保するための施策のあり方も検討する。
特に今年度は、自然と共生する世界の実現に向けた持続可能な地域づくりの取り組みのひとつとされる世界農業遺産に申請予定の「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」を対象に、品種改良の現状とランドドスケープ変容の把握を行い、行政などと連携しつつ、地域づくりのあり方について提言をすすめたい。 |
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業績 |
■ 学会発表
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■ 著書・論文歴
1. |
2023/03 |
論文 |
生命科学分野における課題解決型PBL授業の導入と地域との協働による学び 高等教育フォーラム 13,93-100頁 (共著) |
2. |
2022/11 |
論文 |
Mapping Uncounted Anthropogenic Fill Flows: Environmental Impact and Mitigation Land 11,pp.1959 (共著) |
3. |
2021/12 |
論文 |
保全優先度の高い棚田を選定するモデルの構築と事例分析 紀州経済史文化史研究所紀要 42,51-66頁 |
4. |
2021/06 |
論文 |
Plant Diversity in the Dynamic Mosaic Landscape of an Agricultural Heritage System: The Minabe-Tanabe Ume System LAND 10(6) |
5. |
2021 |
論文 |
郊外商業施設の新設草地におけるバッタ類の分布環境-緑地設計への指針の一例- 南紀生物 63(1),101-106頁 |
6. |
2020/11 |
論文 |
「敷地外緑地制度」を活用した地域環境整備を考える グリーン・エージ 563,2-3頁 |
7. |
2018/12 |
論文 |
内陸化した砂州地形の土地利用変化 紀州経済史文化史研究所紀要 = Bulletin of Institute of Kishu Economic and Cultural History Wakayama University (39),1-16頁 |
8. |
2018/07 |
論文 |
Assessing urban agriculture potential: a comparative study of Osaka, Japan and New York city, United States SUSTAINABILITY SCIENCE 13(4),pp.937-952 |
9. |
2018/04 |
論文 |
Dynamic wetland mosaic environments and Asian openbill habitat creation in peri-urban Bangkok URBAN ECOSYSTEMS 21(2),pp.305-322 |
10. |
2018/04 |
論文 |
The Minabe-Tanabe Ume System: Linkage of Landscape Units by Locals SUSTAINABILITY 10(4) |
11. |
2018 |
論文 |
行政による制度を活用した里山保全の可能性 南紀生物 60(1),126-132頁 |
12. |
2017/02 |
論文 |
U・Iターン者の語りからみる『田舎』と『都会』 明治学院大学社会学部付属研究所研究所年報 47(47),29-73頁 |
13. |
2017 |
論文 |
ニューヨーク市水源林保全における農業保全地役権の特徴と運用状況 ランドスケープ研究 80(5) |
14. |
2017 |
論文 |
持続可能なランドスケープと農業-生産から消費まで-:事例 みなべ・田辺の梅システム-そのランドスケープの特徴と動態的保全に向けた取り組み- ランドスケープ研究 81(3),282-283頁 |
15. |
2016 |
論文 |
みなべ・田辺の梅システム-そのランドスケープの特徴と選定プロセスの実際- 農村計画学会誌 35(3),379-382頁 |
16. |
2016 |
論文 |
土地利用・所有からみた防災協力農地制度 和歌山大学防災研究教育センター紀要 2,31-37頁 |
17. |
2016 |
論文 |
堺市旧野田村地区における都市化による水路・農地利用の変容とカエル種生息分布への影響 環境情報科学 |
18. |
2016 |
論文 |
都市近郊住宅地における自宅・地域の緑に対する所有者の認識と保有継続意思 ランドスケープ研究 79(5) |
19. |
2015 |
論文 |
都市郊外大規模商業施設の緑化空間における設計構想と利用者意識・行動の関係性 環境情報科学 |
20. |
2015 |
論文 |
里山管理における指定管理者制度活用の実態と課題-近畿圏を事例として- 都市計画報告集 14,187-191頁 |
21. |
2014 |
論文 |
メトロマニラ郊外部を対象とした有機性廃棄物の地域内循環実現可能性 ランドスケープ研究 77(5),697-700頁 |
22. |
2014 |
論文 |
屋上菜園の開設プロセスと農的機能に関する研究 ランドスケープ研究 77(5),643-648頁 |
23. |
2014 |
論文 |
近畿都心部における市街地内民有緑地の空間分布特性 日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集 12,21-24頁 |
24. |
2013/10 |
論文 |
Quantitative assessment of the Japanese "local production for local consumption" movement: a case study of growth of vegetables in the Osaka city region SUSTAINABILITY SCIENCE 8(4),pp.515-527 |
25. |
2011/10 |
論文 |
研究者・メディア間の温暖化リスクコミュニケーション促進に向けた対話型フォーラムの可能性 (特集 地球温暖化問題) 科学技術社会論研究 (9),54-69頁 |
26. |
2010/12 |
論文 |
温暖化リスクメディアフォーラム 天気 57(12),919-925頁 (共著) |
27. |
2009/05 |
論文 |
Mass-media coverage, its influence on public awareness of climate-change issues, and implications for Japan's national campaign to reduce greenhouse gas emissions GLOBAL ENVIRONMENTAL CHANGE-HUMAN AND POLICY DIMENSIONS 19(2),pp.203-212 |
28. |
2009/02 |
論文 |
地球温暖化防止にむけた市町村計画における緑の活用の現状と課題 農村計画学会誌 = Journal of Rural Planning Association 27,287-292頁 |
29. |
2006/11 |
論文 |
里山保全に向けた土地利用規制 (特集2 里山の保全と再生) 都市問題 97(11),55-62頁 |
30. |
2006/03 |
論文 |
里地保全に関連する市町村条例の類型化に関する考察 ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture 69(5),763-766頁 |
31. |
2005/03 |
論文 |
東京圏における里地保全に関連する条例の規定内容の把握 ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture 68(5),863-866頁 |
32. |
2003/03 |
論文 |
近自然小河川における抽水植物の浄化機能に関する研究 ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture 66(4),320-326頁 |
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経歴 |
■ 職歴
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その他 |
■ 研究課題・受託研究・科研費
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■ 講師・講演
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■ 受賞学術賞
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■ 現在の専門分野
自然共生システム, ランドスケープ科学, 自然共生システム, ランドスケープ科学
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■ 科研費研究者番号
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