(最終更新日:2022-09-26 14:51:53)
  
  新山 雅之
   所属   京都産業大学  理学部 物理科学科
   職種   教授
業績
■ 著書・論文歴
1. 2020 その他  LEPS2/BGOegg実験におけるη’中間子束縛核探索の実験結果 日本物理学会講演概要集(CD-ROM) 75(1)  
2. 2020 その他  LEPS2/BGOegg実験における炭素原子核中でのη′中間子の質量変化測定 日本物理学会講演概要集(CD-ROM) 75(1)  
3. 2019/05 論文  A compensated multi-gap RPC with 2 m strips for the LEPS2 experiment Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A 925,pp.188-192  
4. 2019 その他  LEPS2ソレノイド実験用前方飛跡検出器の性能評価 日本物理学会講演概要集 74,414-414頁  
5. 2019 その他  SPring-8/LEPS2ソレノイドスペクトロメータ用トリガー検出器の開発とその性能評価II 日本物理学会講演概要集 74,261-261頁  
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経歴
■ 職歴
1. 京都大学 大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 物理学第二教室
その他
■ 現在の専門分野
素粒子、原子核、宇宙線、宇宙物理にする実験 
科研
■ 研究概要
◆研究課題
加速器施設を用いた素粒子・原子核物理の研究

◆研究概要
我々の宇宙はビッグバンという高エネルギーの火の玉から始まった。ビッグバンの中にはクォークなどの素粒子が自由に飛び交っていたが、宇宙が膨張し冷却されてクォークが束縛し陽子や中性子などのハドロンが作られた。また、ビッグバンでの暗黒物質の密度揺らぎがその後の宇宙の進化に重要な役割を果たしてきた。現在の宇宙は陽子や中性子などの3つのクォークで構成されるバリオンとパイ中間子などのクォーク・反クォークで構成されるメソン、また電子やニュートリノなどのレプトンで構成されている。初期宇宙のような高エネルギー現象を研究するためには加速器施設を用いる必要がある。加速器を用いて不安定なクォークを含むハドロンや、暗黒物質の研究を進めることができる。
本年度は兵庫県スプリングエイトや茨城県KEKでの4つ以上のクォークで構成されるハドロンや原子核中のハドロンの性質の研究、また、茨城県J-PARCでの暗黒物質探査を行う予定である。