研究キーワード:情報保障論
    (最終更新日:2024-03-18 19:31:51)
  ホリカワ・サトシ
  堀川 諭
   所属   京都産業大学  外国語学部 ヨーロッパ言語学科
   職種   准教授
業績
■ 学会発表
1. 2023/10/28 The Current State of Access to Easy-to-Understand Election Information ― Considering Cases of People with Developmental or Intellectual Disabilities(East Asia Disability Studies Forum 2023)
2. 2021/05/16 COVID-19のクラスター発生に関わる京都産業大学関係者に対する誹謗中傷や励まし等に関わる実態調査―学生・教職員に対するアンケート結果(第47回日本保健医療社会学会大会)
3. 2020/09/19 知的障害者に対する投票支援の系譜を辿る――滝乃川学園元職員らの聴き取りから(障害学会第17回大会)
4. 2020/09/12 知的障害者向けのわかりやすい医療情報ニーズ調査 ― 支援者インタビューを通じた情報優先度とその背景の検討 ―(日本社会福祉学会第68回秋季大会)
5. 2018/07/29 分かりやすい選挙情報充実をめぐるドイツの事例と日本の動き(第21回 情報保障研究会)
■ 著書・論文歴
1. 2024/03 論文  知的障害者の投票の「正当性」と支援の副次的効果―政治的判断能力という壁を乗り越える― 知的障害福祉研究さぽーと 71(3),38-43頁 (単著) 
2. 2024/01 著書  知的障害者と「わかりやすい選挙」―新しい権利保障としての「狛江モデル」構築の軌跡   (単著) 
3. 2023/03 論文  知的障害者向け「わかりやすい選挙」-東京都狛江市の実践、新しい権利保障として-   (単著) 
4. 2022/03 論文  知的障害者に対する投票支援のルーツを探る―滝乃川学園元職員らの聴き取りから― 立命館人間科学研究 (44),33-47頁 (単著) 
5. 2022/03 論文  知的障害者の政治及び投票意識の実像―当事者5人の聴き取り調査から― 立命館大学大学院先端総合学術研究科紀要「Core Ethics」 (18),149-164頁 (単著) 
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経歴
■ 学歴
1. 2019/09~2023/03 立命館大学大学院 先端総合学術研究科 博士課程修了 博士(学術)
2. 2014/04~2016/03 放送大学大学院 修士課程修了 学術修士
3. 1996/04~2001/03 早稲田大学 第一文学部 ドイツ文学専修 卒業 文学士
■ 職歴
1. 2023/06~ 立命館大学生存学研究所 客員研究員
2. 2018/04~ 京都産業大学 外国語学部 ヨーロッパ言語学科 准教授
■ 所属学会
1. 2020/06~ 障害学会
2. 2020/02~ 関西社会学会
3. 2019/04~ 日本メディア学会
4. 2019/03~ 日本社会福祉学会
その他
■ 講師・講演
1. 2023/08/27 選挙のバリアフリーとわかりやすい選挙情報
2. 2023/08/23 選挙情報の効果的な提供を考える―潜在的ニーズ見極め重要に―
3. 2023/04/20 「よい記事とは」を考える―取材準備から執筆まで―(キャンパスプラザ京都)
4. 2023/03/29 障がいのある人と選挙 ~公的投票支援や取組事例からまなぶ~
5. 2023/02/09 学生の自主的な活動を、大学/大学ボランティアセンターは、どのように活性化できるか?
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■ メールアドレス
  kyoin_mail
■ 現在の専門分野
社会学, 国際関係論 (キーワード:情報保障論) 
科研
■ 研究概要
◆研究課題
知的障害者向けのわかりやすい情報提供における課題の検討

◆研究概要
 選挙情報を中心に知的障害者向けのわかりやすい情報を提供するうえでの課題を検討し、社会実装していくことが研究テーマである。障害者の情報保障においては、視覚障害者や聴覚障害者のための対応が先行し、知的障害者に理解しやすい情報を充実させようという動きは遅れていた経緯がある。選挙の際に投票先を判断するための情報についても、知的障害者向けのものは不十分だった。知的障害者の権利を保障していくうえで、当事者にとってアクセス可能な情報を充実させていくことは重要である。
 知的障害者向け投票支援の先進地である東京都狛江市の事例を中心にこれまで調査を行ってきた。狛江市の実践は徐々に他の自治体に広がりつつあり、そうした新たな取り組みについても、主催者や障害当事者、自治体関係者の聴き取り調査を行いながら、選挙情報のわかりやすさを高める工夫や課題を記録し、分析していく方針である。
 こうした研究を通じ、選挙における公約のわかりやすさとは何かについての検討を深めながら、選挙情報のわかりやすさの汎用可能な形を提示していきたい。このことは知的障害者だけでなく、複雑な政治テーマに苦手意識のある若者などの投票を促すことにもつながると言える。選挙情報のユニバーサルなわかりやすさを追求していく考えである。