| 研究概要 |
■ 研究概要
◆研究課題
知的障害者向けのわかりやすい情報提供における課題の検討
◆研究概要
選挙情報を中心に知的障害者向けのわかりやすい情報を提供するうえでの課題を検討し、社会実装していくことが研究テーマである。障害者の情報保障においては、視覚障害者や聴覚障害者のための対応が先行し、知的障害者に理解しやすい情報を充実させようという動きは遅れていた経緯がある。選挙の際に投票先を判断するための情報についても、知的障害者向けのものは不十分だった。知的障害者の権利を保障していくうえで、当事者にとってアクセス可能な情報を充実させていくことは重要である。
知的障害者向け投票支援の先進地である東京都狛江市の事例を中心にこれまで調査を行ってきた。狛江市の実践は徐々に他の自治体に広がりつつあり、そうした新たな取り組みについても、主催者や障害当事者、自治体関係者の聴き取り調査を行いながら、選挙情報のわかりやすさを高める工夫や課題を記録し、分析していく方針である。
こうした研究を通じ、選挙における公約のわかりやすさとは何かについての検討を深めながら、選挙情報のわかりやすさの汎用可能な形を提示していきたい。このことは知的障害者だけでなく、複雑な政治テーマに苦手意識のある若者などの投票を促すことにもつながると言える。選挙情報のユニバーサルなわかりやすさを追求していく考えである。 |
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