(最終更新日:2022-11-08 09:54:22)
  ムネカタ ナギサ   MUNEKATA NAGISA
  棟方 渚
   所属   京都産業大学  情報理工学部 情報理工学科
   職種   准教授
業績
■ 著書・論文歴
1. 2021/12 論文  Designing Hand Gesture Sequence Recognition Technique for Input While Grasping an Object Journal of The Virtual Reality Society of Japan 26(4),333-344頁 (共著) 
2. 2019/11 論文  Decreased electrodermal activity in patients with epilepsy Epilepsy & Behavior A100 (共著) 
3. 2018/08 論文  Human-pet Interactionのなかの社会的ロボット:家庭におけるフィールド調査 情報処理学会論文誌 59(8),1520-1531頁 (共著) 
4. 2016/06 論文  Deployment of an Interactive JavaScript Application to Aid in Understanding the Digitalization of Sound The Journal of Information and Systems in Education 15(1),pp.42-47 (共著) 
5. 2015/05 論文  CGキャラクタを操作するインタフェースデザインの類似性がユーザに与える影響 ヒューマンインタフェース学会論文誌 The transactions of Human Interface Society 17(1),171-177頁 (共著) 
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科研
■ 研究概要
◆研究課題
1. 完全統制実験による人狼ゲームプレイヤの思考過程分析
2. 観光客の回遊行動に介入してエンタテインメント性を高める疎密制御アプリ開発

◆研究概要
1.本研究の目的は,熟達者と非熟達者の思考モデルを得ることである.具体的には,人狼ゲームを題材とし,プレイヤのバーバル・ノンバーバル情報を分析することで調査を行い,モデル化を目指す.多人数不完全情報ゲームである人狼では,役職によって異なる目的を持ったプレイヤ同士が,対話や視線,ジェスチャなどでコミュニケーションをとりながら自身の陣営の勝利を目指す.一方,人狼はゲームでありながら現実世界の課題と類似する特徴を有するため,考慮すべきパラメータが膨大にあり,そのモデル化は非常に困難となる.この現状をふまえ,本研究課題では,プロの人狼プレイヤを対象に,5人人狼を複数回プレイさせ,プレイ中の情動状態や表情やジェスチャ,言語情報などの記録を行い,プレイスタイルのモデル化を行う.なお,こちらの実験については,既に倫理委員会の承認を得ている.
2.本研究の目的は,観光客の観光地回遊のモチベーションを高め,より長時間かつ広範囲の回遊を実現することである.その仕掛けとして,スタンプラリー型のイベントを想定し,各スポットを回遊する観光客を対象に,アプリの通知による疎密制御(人を同じスポットに集めたり,別のスポットに分散させたりする制御)を試みる.これが実現できれば,スポットの混雑を回避させて快適な回遊行動を提供することや,参加者が少ない場合には同じスポットに集めて活気を創出することも可能となる.このような構想のものと,今年度は疎密制御アプリの設計を行う計画である.