研究キーワード:管理会計、原価計算
    (最終更新日:2024-04-16 17:44:14)
  イトウ マサタカ   ITO MASATAKA
  伊藤 正隆
   所属   京都産業大学  経営学部 マネジメント学科
   職種   准教授
業績
■ 学会発表
1. 2020/09 業績予想の予測誤差に対して実績利益の品質が与える影響(日本会計研究学会第79回全国大会(於北海道大学・北星学園大学))
2. 2018/12 企業情報(業績予想)の開示が経営者の管理活動に与える影響(日本会計研究学会地方大会(於京都産業大学))
3. 2016/08 予算スラックと予算参加との間の関係に影響を与える要因に関する実証研究(日本原価計算研究学会第42回全国大会(於中央大学))
4. 2015/09 予算スラックに対する上位管理者のコントロール―日本企業を対象とした事例研究―(日本原価計算研究学会第41回全国大会(於日本大学))
5. 2013/08 グローバル企業のマネジメント・コントロール・パッケージ(日本原価計算研究学会第39回全国大会(於専修大学))
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■ 著書・論文歴
1. 2022/04 著書  実務に活かす管理会計のエビデンス   (共著) 
2. 2022/04 著書  経営学の入門   (共著) 
3. 2022/03 論文  業績予想の予測誤差に対して実績利益の品質が与える影響 京都マネジメントレビュー (40),95-110頁 (共著) 
4. 2020/10 論文  予算スラックとしての予備費に関する一考察 會計 198(4),56-69頁 (単著) 
5. 2020/08 論文  海外子会社マネジメントの実態 會計 198(2),54-66頁 (共著) 
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経歴
■ 学歴
1. 2010/04~2013/03 同志社大学大学院 商学研究科 商学専攻博士後期課程 博士課程修了 博士(商学)
2. 2007/04~2009/03 同志社大学大学院 商学研究科 商学専攻博士前期課程 修士課程修了 修士(商学)
3. 2003/04~2007/03 同志社大学 経済学部 経済学科 卒業
■ 職歴
1. 2019/04~ 京都産業大学 経営学部 マネジメント学科 准教授
2. 2019/04~ 税理士法人 吉永会計事務所 社員税理士
3. 2016/04~2017/03 流通科学大学 商学部 准教授
4. 2013/04~2016/03 流通科学大学 商学部 講師
5. 2009/04~2009/12 京都監査法人
■ 教育上の能力
●教育方法の実践例
1. 2014/04/01~ パワーポイントを活用した講義
2. 2014/04/01~ 演習問題による理解度チェック
3. 2014/04/01~ 講義内容に関する復習問題の配付
4. 2020/04/01~ 講義内容のweb上での公開
●作成した教科書、教材
1. 2014/04/01~ 講義内容に関する教材の作成
●当該教員の教育上の能力に関する大学等の評価
●実務の経験を有する者についての特記事項
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■ 主要学科目
会計学概論・管理会計
■ 所属学会
1. 2011 日本会計研究学会
2. 2010 日本原価計算研究学会
3. 2010 日本管理会計学会
■ 資格・免許
1. 2012/05 公認会計士
2. 2019/05 税理士
その他
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2021/04~2024/03  予算スラックの利用によるポジティブな影響の解明 基盤研究(C) 
2. 2020/04~2023/03  グローバル環境下の連結管理会計に関する理論的・実証的研究 基盤研究(B) 
3. 2019/04~2021/03  上位管理者に焦点を当てた予算スラックの形成メカニズムの解明 若手研究 
4. 2017/04~2020/03  グローバル連結管理会計に関する総合的研究 基盤研究(B) 
5. 2014/04~2017/03  日本企業における予算スラックの管理実態に関する経験的研究 若手研究(B) 
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■ 委員会・協会等
1. 2017/04~2020/03 日本管理会計学会 参事
■ 現在の専門分野
会計学 (キーワード:管理会計、原価計算) 
科研
■ 担当経験のある科目
1. 会計学概論(京都産業大学)
2. 原価計算論(京都経済短期大学)
3. 原価計算論A(流通科学大学)
4. 原価計算論B(流通科学大学)
5. 商業簿記Ⅰ(京都産業大学)
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■ 研究概要
本研究は、科学研究費助成事業による助成金(基盤研究C:21K01829)を受けて取り組んでいる研究である。予算スラックとは、意図的に予算に含まれたゆとりの部分を指すものであるが、伝統的な見解ではこうしたスラックを非効率なものとして評価している。しかし、近年ではポジティブな見解についても述べられてきているものの、その具体的な影響がどのようなものであるかは明らかにされていない。そこで、そうした影響を明らかにしようと取り組んでいる。

研究手法としては、質問票調査により広くデータを収集し、統計解析するとともに、より具体的な事例などを明らかにするためにインタビュー調査を実施する予定である。

本研究による成果としては、伝統的にネガティブな評価を受けていた予算スラックに対して異なる見解を支持するエビデンスを提供することになり、予算スラック研究における研究の幅を拡張することができる。

予算管理は多くの企業において採用されている経営管理システムであり、また予算は外部に公開される経営計画(業績予想)の基礎データとなり得るものであるため、企業内外に影響を与えるものである。こうした予算(管理)において、予算スラックをうまく活用する方法を明らかにすることで、本研究の成果は、研究面のみならず、実務においても有用なものとなることが期待される。