研究概要 |
■ 研究概要
◆研究課題
動物倫理をめぐる心理社会学的研究
◆研究概要
食用をはじめとした動物利用は、人間の利益のために動物を手段化するものであり、倫理的に問題であるという議論がある。本研究は特に動物の食用利用に着目し、これに関する人びとの意見の相違やコミュニケーションに焦点を当てる。先行研究の調査に加えて、量的および質的な社会調査を実施し、以下の問いを明らかにすることを目指す。
(1)動物倫理を重視するのは誰か:社会的属性やパーソナリティに着目しながら、量的調査に依拠して完全菜食主義の実践者がどのような人びとであるのかを明らかにする。
(2)人はどのようにして完全菜食主義者になるのか:完全菜食の実践者が、どのようなプロセスを経てそこに到達したのかを質的調査に依拠して明らかにする。
(3)食のイデオロギーは人びとを分断するのか:完全菜食主義者が肉食主義者と食卓をともにすることには様々な困難があると考えられるが、食をめぐるイデオロギーの違いが人びとのあいだにもたらす分断や、それを乗り越えるためにどのようなミクロな方策が取られているかについて、質的調査に基づいて明らかにする。 |
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業績 |
■ 学会発表
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■ 著書・論文歴
1. |
2024 |
著書 |
心理学・社会学のためのデータ分析入門: SPSSマスターガイド (共著) |
2. |
2024 |
論文 |
菜食を実践するのは誰か:動物性食品削減志向と主要 5 因子パーソナリティとの関係性 京都産業大学論集(社会科学系列) 38,63-73頁 (単著) |
3. |
2021 |
論文 |
成人男女の性行動に対するパーソナリティの効果 京都産業大学論集 社会科学系列 (38),63-73頁 (単著) |
4. |
2019 |
著書 |
心の特性から社会的成功を予測できるか 書籍 クロスセクショナル統計シリーズ9 『こころを科学する 心理学と統計学のコラボレーション』 36-62頁 (共著) |
5. |
2019 |
論文 |
大学生のソーシャルスキルに対する出身階層と学生生活の効果 京都産業大学論集 社会科学系列 (36),143-155頁 (単著) |
6. |
2018 |
論文 |
大学生の就職活動における内定取得時期に対するソーシャルスキルの効果:男女差に着目して 理論と方法 33(2),120-127頁 (単著) |
7. |
2018 |
その他 |
Book Review "Social Inequality in Post‐growth Japan: Transformation during Economic and Demographic Stagnation" International Journal of Japanese Sociology 27(1),pp.137-139 (単著) |
8. |
2017 |
論文 |
Is the Effect of Body Mass Index on Hypertension Modified by the Elevation? A Cross-Sectional Study of Rural Areas in Japan International Journal of Environmental Research and Public Health 14(9) (共著) |
9. |
2016 |
論文 |
『がんばってください』で被災者は元気になったのか —東日本大震災の内陸 部被災者に対する『精神的な励まし』のネガティブな効 SYNODOS Academic Journalism (http://synodos.jp/fukkou/17784) (単著) |
10. |
2015 |
著書 |
計量社会学入門 —社会をデータでよむ (共著) |
11. |
2014 |
論文 |
東日本大震災における軽度被災者のメンタルヘルスに対するソーシャル・サポートの負の効果 社会心理学研究 29(3),157-169頁 (単著) |
12. |
2014 |
論文 |
若年男性の雇用形態とソーシャルスキル 理論と方法 29(1),191-206頁 (単著) |
13. |
2012 |
論文 |
ビネット調査による階層帰属メカニズムの検討 理論と方法 27(2),243頁 (共著) |
14. |
2011 |
著書 |
Inequality, Discrimination, and Conflict in Japan: Ways to Social Justice and Cooperation (共著) |
15. |
2011 |
論文 |
The Effect of Social Stratification Image on Status Orientation Studies of Social Stratification in Contemporary Japan: From the Perspective of Micro-Macro Link pp.75-89 (単著) |
16. |
2010 |
論文 |
職業的地位の構成イメージと地位志向:職業の社会的地位の全体像に関する個人の認知に着目して 理論と方法 25(1),65-79頁 (単著) |
17. |
2010 |
論文 |
高校生の性行動とセルフ・エスティーム 社会学研究 88,1-25頁 (単著) |
18. |
2009 |
論文 |
Social Images and Status Orientation to Get Higher Social Status: Theoretical Explanation of Status Orientation in Terms of Perception of Occupational Status and Distributive Image of Social Stratification Annual Report, 2008. Global COE Program, Tohoku University pp.143-152 (単著) |
19. |
2009 |
論文 |
職業の社会的地位の認知と地位志向 社会学研究 85,109-131頁 (単著) |
20. |
2008 |
論文 |
Constructive Image of Occupational Stratification and Status Attainment Orientation Annual Report, 2007. The 21st Century COE Program, Tohoku University. pp.152-157 (単著) |
21. |
2008 |
論文 |
ライフストーリーからみる自営業層への参入経路 文化 72(2),42-61頁 (単著) |
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経歴 |
■ 学歴
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■ 職歴
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■ 主要学科目
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■ 所属学会
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■ 資格・免許
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その他 |
■ 社会における活動
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■ 研究課題・受託研究・科研費
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■ 講師・講演
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■ 現在の専門分野
社会学, 社会心理学, 社会階層論, 計量社会学 (キーワード:パーソナリティ、非認知能力、労働市場における選抜、性行動、菜食主義)
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■ 科研費研究者番号
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■ 担当経験のある科目
1. |
異文化コミュニケーションA(東北工業大学) |
2. |
異文化コミュニケーションB(東北工業大学) |
3. |
統計学(東北工業大学) |
4. |
ばらつきと規則(東北工業大学) |
5. |
経験社会学基幹演習Ⅰ(信州大学) |
6. |
経験社会学基幹演習Ⅱ(信州大学) |
7. |
統計・解析(東北文化学園大学) |
8. |
入門演習A(京都産業大学) |
9. |
入門演習B(京都産業大学) |
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