研究概要 |
■ 研究概要
我が国の道徳教育において、平成27年(2015年)3月の学校教育法施行規則及び学習指導要領の一部改正は、エポックメーキングとなる教育行政上の施策である。それは、単に従来の「道徳の時間」が「特別の教科 道徳」(道徳科)として位置付けられたという形式的な転換だけにとどまるのではなく、各学校現場において道徳教育の本質を踏まえた具体的実践が蓄積されることによる道徳教育の実質的な充実につながることが求められている。そのために、教科としての道徳科における学習指導及び評価の在り方について、学術的によりよい方向性を示すことは極めて重要なことである。今改訂の趣旨を踏まえた学習指導及び評価の在り方について学術的に論究してきた一連の研究をベースに、令和3年度以降は特に以下のような視点からさらに研究を深めてきた。
道徳科における質の高い学習指導とその趣旨を反映できるより効果的な評価について、「学習指導要領解説 特別の教科 道徳編」に示された「評価の観点」と「評価の視点」を基にしつつ、多くの学校現場での取組の検証を基に、指導と評価の一体化という視点から、具体的な取組方法について、特に「児童生徒への効果的な評価のフィードバックの在り方」について論究してきている。その成果については、著作物(『日本道徳教育学会全集』第4巻・新刊『子どもが輝く道徳授業』等)にまとめるとともに、その具体的実践事例の効果を検証し、日本道徳教育学会並びに日本道徳教育方法学会におけるシンポジウム・学会誌や各教育委員会・学校主催の研修会等、さらにはユーチューブでの動画配信を通じてその紹介、普及に努めている。 |
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業績 |
■ 著書・論文歴
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経歴 |
■ 学歴
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■ 主要学科目
道徳教育論 学級・学校経営の理論と方法 社会科教育法 公民科教育法 教職ゼミナール 倫理学概論 価値観形成と学校 |
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■ 所属学会
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その他 |
■ 研究課題・受託研究・科研費
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■ メールアドレス
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■ 現在の専門分野
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