研究キーワード:語彙意味論、英語教育
    (最終更新日:1000-01-01 00:00:00)
  ウスキ タケシ   USUKI TAKESHI
  臼杵 岳
   所属   京都産業大学  共通教育推進機構
   職種   准教授
研究概要
■ 研究概要
◆研究課題
日英語の動詞化と名詞化に関する一考察

◆研究概要
日英語には、さまざまな方法で語彙範疇を転換させる方法がある。例えば、英語ではゼロ接辞による名詞転換動詞(e.g. e-mail, hammer)などがあり、非常に生産的である。一方で、日本語には、英語のゼロ接辞に該当する派生はなく、そのかわり軽動詞「する」を複合することで、名詞、形容動詞、擬態語から動詞を派生することができる(e.g. メールする、学習する、うっとりする)。また、英語では、-tion/-th/-nessなど名詞化接辞による名詞化などが生産的であるが(e.g. realization)、日本語では「さ」(e.g. きれいさ)「方」 (e.g. 太郎のメールの読み方)という接辞を使った日本語特有の名詞化も存在する。
 本研究では、日英語の動詞化と名詞化に焦点をあて、そこから垣間見えるそれぞれの語彙範疇の違いと統語的特徴を明らかにする。
業績
■ 学会発表
1. 2024/09/15 オノマトペから見る心理述語(Morphology and Lexicon Forum (MLF))
2. 2021/12/12 擬態語動詞の再考(日本語文法学会第22回大会)
3. 2021/11/21 日本語における統語的名詞化と項構造に関する一考察(日本言語学会第163回大会ワークショップ「項の具現化と意味の所在:周縁的構文への多角的アプローチ」)
4. 2016 京都産業大学における共通教育必修英語の新たな展開:【序章】教員主体のFDを基盤とした学生主体の授業 (共同発表:西谷敦子・臼杵岳)(第21回FDフォーラム)
5. 2016 動詞の意味の核と周辺:様態・結果の相補性の観点から(日本英文学会第88回大会SYMPOSIA『様態動詞と結果動詞』)
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■ 著書・論文歴
1. 2024/03 論文  日本語の認識副詞と経験者項に関する一考察 福岡言語学会50周年記念論集 427-439頁 (単著) 
2. 2023/11 著書  「英文法用語大事典」シリーズ 第1巻 文  132-161頁 (共著) 
3. 2023/10 著書  構文形式と語彙情報   (共著) 
4. 2023/10 論文  統語的名詞化と項の具現化 構文形式と語彙情報  (単著) 
5. 2023/03 論文  Learner-Centered Approachの新たな鍵ー「学びの共有性と同時性」の実現ー 高等教育フォーラム (13),27-35頁 (共著) 
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経歴
■ 所属学会
1. JACET
2. 日本英文学会
3. 日本英語学会
4. 日本言語学会
5. 福岡言語学会
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その他
■ 講師・講演
1. 2017/07/28 京都産業大学の共通英語プログラム改革(ベルサール半蔵門)
■ 現在の専門分野
言語学, 英語学, 外国語教育 (キーワード:語彙意味論、英語教育)