研究概要 |
■ 研究概要
◆研究課題
日英語の動詞化と名詞化に関する一考察
◆研究概要
日英語には、さまざまな方法で語彙範疇を転換させる方法がある。例えば、英語ではゼロ接辞による名詞転換動詞(e.g. e-mail, hammer)などがあり、非常に生産的である。一方で、日本語には、英語のゼロ接辞に該当する派生はなく、そのかわり軽動詞「する」を複合することで、名詞、形容動詞、擬態語から動詞を派生することができる(e.g. メールする、学習する、うっとりする)。また、英語では、-tion/-th/-nessなど名詞化接辞による名詞化などが生産的であるが(e.g. realization)、日本語では「さ」(e.g. きれいさ)「方」 (e.g. 太郎のメールの読み方)という接辞を使った日本語特有の名詞化も存在する。
本研究では、日英語の動詞化と名詞化に焦点をあて、そこから垣間見えるそれぞれの語彙範疇の違いと統語的特徴を明らかにする。 |
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業績 |
■ 学会発表
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■ 著書・論文歴
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2024/03 |
論文 |
日本語の認識副詞と経験者項に関する一考察 福岡言語学会50周年記念論集 427-439頁 (単著) |
2. |
2023/11 |
著書 |
「英文法用語大事典」シリーズ 第1巻 文 132-161頁 (共著) |
3. |
2023/10 |
著書 |
構文形式と語彙情報 (共著) |
4. |
2023/10 |
論文 |
統語的名詞化と項の具現化 構文形式と語彙情報 (単著) |
5. |
2023/03 |
論文 |
Learner-Centered Approachの新たな鍵ー「学びの共有性と同時性」の実現ー 高等教育フォーラム (13),27-35頁 (共著) |
6. |
2022/03 |
論文 |
Learner-Centered Approachから見るオンライン授業 高等教育フォーラム 12 (単著) |
7. |
2021/12 |
論文 |
擬態語動詞の再考 日本語文法学会第22回大会発表予稿集 161-167頁 (単著) |
8. |
2019/03 |
論文 |
大学必修英語の教員研修会におけるパラダイムシフト 高等教育フォーラム第9号 (9),39-50頁 (共著) |
9. |
2016 |
論文 |
Potential for Changes: Learner-Centered Approaches to Second Language Teaching in Japan 京都産業大学論集 人文科学系列(第49号),pp.241-265 |
10. |
2016 |
論文 |
動詞の意味の核と周辺:様態・結果の相補性の観点から 日本英文学会第88回大会Proceedings 99-100頁 |
11. |
2016 |
論文 |
大学英語教育におけるLearner-Centered Approachの導入ー少人数制TOEICクラスでの実践ー 高等教育フォーラム (第6号),41-48頁 |
12. |
2015 |
論文 |
A constructional account of the “optional” quotative marking on Japanese mimetics Journal of Linguistics Fist View,1-31頁 |
13. |
2015 |
論文 |
What's in a mimetic: On the dynamicity of its iconic stem Iconicity: East Meets West Iconicity in Language and,pp.109-124 |
14. |
2015 |
論文 |
【Review】Advances in Generative Lexicon Theory(Pustejovsky, J. et al (eds.)) English Linguistics 32(1),211-222頁 |
15. |
2015 |
論文 |
大学英語教育におけるLearner-Centered Approachの実現 福岡大学言語教育研究センター紀要 (14号),109-123頁 |
16. |
2015 |
論文 |
様態・結果の相補性仮説に関する一考察 語彙意味論の新たな可能性を探って 由本陽子、小野尚之(編),274-299頁 |
17. |
2013 |
論文 |
Fiction in an Encyclopedia: A Generative Lexicon Approach to Fictive Mimetic Resultatives 言語学からの眺望 2013 pp.308-321 |
18. |
2013 |
論文 |
動詞の項構造拡張に関する一考察 福岡大学研究部論集 A: 人文科学編 12(4),79-88頁 |
19. |
2013 |
論文 |
大学英語教育における"Head Fake"の挑戦‐大人数クラスでの個人指導・グループ学習活動の重要性‐ 福岡大学 言語教育研究センター紀要 12,197-210頁 |
20. |
2012 |
論文 |
When Talmy's Typology Meets Peculiar Mimetics in Japanese JELS 29,pp.351-357 |
21. |
2012 |
論文 |
大学英語教育におけるプロジェクト型学習導入への序章-クリエイティブな思考の先に見えるもの― 福岡大学言語教育研究センター紀要 (11),129-138頁 |
22. |
2011 |
論文 |
ESPの新視点「あれから1年後―」 福岡大学言語教育研究センター紀要 (10),43-52頁 |
23. |
2011 |
論文 |
「ぱなし」構文:語形成と意味のミスマッチ The Proceedings of KLS 31 180-191頁 |
24. |
2010 |
論文 |
大学英語教育におけるESPの新視点-パラレルモデルを基盤とした講義の実践- 福岡大学言語教育研究センター紀要9号 (9),121-136頁 |
25. |
2009 |
論文 |
Introducing Aspect: A View from the Northern Kyushu Dialect 福岡大学研究部論集 9(7),pp.43-51 |
26. |
2009 |
論文 |
大学英語教育における"Head Fake"の実践 福岡大学 言語教育研究センター紀要 (8),63-78頁 |
27. |
2008 |
論文 |
Two Types of Instruments in Japanese 英語学英米文学論集 pp.22 |
28. |
2007 |
論文 |
Manner Conflation in v/√ Partition 福岡大学大学院論集 39(1),1-30頁 |
29. |
2006 |
論文 |
Category and Case Mismatches in Coordination 福岡大学研究部論集 6(A)(5),pp.19-57 |
30. |
2006 |
論文 |
On the Nature of Manner Conflation 福岡大学大学院論集 38(1),pp.39-58 |
31. |
2005 |
論文 |
On the Derivation of a Prefix plus a Verb: the Implication to Property and Path Resultatives 英語学英米文学論集 (14),pp.53-68 |
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経歴 |
■ 所属学会
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その他 |
■ 講師・講演
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■ 現在の専門分野
言語学, 英語学, 外国語教育 (キーワード:語彙意味論、英語教育)
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