研究概要 |
■ 研究概要
◆研究課題
『歌曲源流』‘連音標’の基礎的研究――朝鮮語アクセント史資料としての再照明――
◆研究概要
本課題における2023年度の研究は、大きく以下の二つの方向性の下、計画されている。
一点目は、『歌曲源流』系諸本における、旋律とアクセントとの対応の‘例外’に対する解釈、原因究明である。この過程では、2022年度に行った、『歌曲源流』以前の諸歌集との対校の結果が生かされよう。また、旋律とアクセントとの間における一致/不一致は、楽曲内の位置によっても、その頻度や傾向性に異なりがあるようである。個別事例につき、多角的な検討を試みたい。
二点目は、『女唱歌謡録』(東洋文庫本、李恵求博士所蔵本の二種)のアクセント資料的性格の究明である。該二書は、本研究で対象とする『歌曲源流』系歌集の中でも、他の諸本と比較した際、アクセントの旋律への反映度や、私用される連音標の種類といったいくつかの面において、大きな差異を示す。かかる特徴につき、19世紀における女唱歌曲の発達との関連も視野に入れ、究明を試みる。 |
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業績 |
■ 学会発表
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■ 著書・論文歴
1. |
2023/12 |
論文 |
【資料紹介】東国大学校所蔵乙亥字本『老朴集覽』について 朝鮮学報 (第262輯),155-187頁 (共著) |
2. |
2022/08 |
論文 |
朝鮮・世祖による仏典整理・編纂・刊行事業とその顛末――仏典諺解文献の言語への検討を通して 横内裕人編『【アジア遊学272】対馬の渡来版経――護り伝える東アジアの至宝』 214-232頁 (単著) |
3. |
2021/12 |
論文 |
『校註歌曲集』을 통해 살핀 前間恭作의 한국어사관의 일단면 ―前間恭作 인식 속의 ‘近代/近古’ 한국어― 어문논집 (제93집),343-388頁 (共著) |
4. |
2021/03 |
著書 |
『漢字を使った文化はどう広がっていたのか 東アジアの漢字漢文文化圏』(東アジア文化講座 第2巻) (共著) |
5. |
2021/03 |
著書 |
術数学の射程――東アジアの「知」の伝統―― (共著) |
6. |
2020/09 |
論文 |
辭說 聲調의 投影으로서 보는 傳唱 歌曲 旋律 淺析 ——現行 男唱 羽調 二數大葉 · 中擧 · 平擧 · 頭擧를 例로—— 『京都産業大学総合学術研究所所報』 (15),79-95頁 (単著) |
7. |
2019/07 |
その他 |
【研究Note】 特定課題研究 「朝鮮歌曲文献についての基礎的研究――朝鮮語アクセント史資料としての観点から――」 經過 報告書 ――『歌曲源流』 異本間의 男唱 羽調 二數大葉 連音標 對校―― 『京都産業大学総合学術研究所所報』 (14),89-112頁 (単著) |
8. |
2018/03 |
論文 |
『杜詩諺解』 注釋文의 文體에 對하여 ―‘懸吐體’와 ‘諺語’― 한국문화 (81),35-59頁 (単著) |
9. |
2018/01 |
論文 |
漢語 『老乞大』 諺解類 諸本의 用例를 通하여 보는 中世 및 近代 韓國語의 助詞 ‘란’ 使用範圍의 變化 試論 우리어문연구 (제60집),395-432頁 (単著) |
10. |
2015 |
論文 |
「歌曲唱 旋律에 反映된 辭說의 聲調(Ⅰ) -男唱歌曲 羽調 및 界面調 二數大葉을 中心으로-」 『국어국문학(國語國文學)』 (第171號),41-108頁 |
11. |
2014 |
著書 |
『『訓民正音』의 한 이해(『訓民正音』の一理解)』(共著) |
12. |
2013 |
論文 |
「월인석보 권20 훼손 부분의 복원과 이용(『月印釈譜』巻20破損部分の復元と利用)」(共著) 『國語學』, 國語學會 (第67輯),251-315頁 |
13. |
2012 |
論文 |
「『杜詩諺解』 初刊本의 成立・印出 年代에 對한 再論 —藏書閣 소장 卷10의 紙背文書에 對한 檢討를 通하여—」 『국어사 연구(国語史 研究)』, 국어사학회(国語史 学会) (第15号),177-210頁 |
14. |
2011 |
論文 |
〈從《熱河日記》看朴趾源對漢語白話的認識―對於朝鮮後期士大夫白話接受情況的初探―〉 遠藤光曉、朴在淵、竹越美奈子主編《清代民國漢語研究》,學古房 139-152頁 |
15. |
2011 |
論文 |
「『老乞大新釋』·『老乞大新釋諺解』의 成立 過程에 對하여 ——關聯 史料 및 文獻 內的 根據를 通하여——」 『譯學과 譯學書』, 譯學書學會 (第2號),29-67頁 |
16. |
2011 |
論文 |
「前間恭作의 通時態觀과 共時態觀 —『龍歌故語箋』의 ‘轉訛’를 中心으로—」 서울대학교 국어국문학과(ソウル大学校国語国文学科) 編, 『국어학논집(国語学論集)』, 역락(亦 第7輯,265-284頁 |
17. |
2009 |
論文 |
「『分類杜工部詩諺解』初刊本の音調的特徴」 『朝鮮学報』, 朝鮮学会 (第210輯),1-36頁 |
18. |
2009 |
論文 |
「東京大學 小倉文庫 所藏 『牧牛子修心訣』에 記入된 墨書 句讀點과 聲調의 相關性에 對하여」 『語文硏究<季刊>』, 韓國語文敎育硏究會 <社團法人 韓國語文會> 2009年 第37巻(第4号(通巻144号)),163-186頁 |
19. |
2009 |
論文 |
「近代 韓國語의 副詞 ‘ᄇᆞᆯ셔’의 意味ㆍ用法에 對하여— 漢語 『老乞大』·『朴通事』 諺解類의 原文과 諺解文의 對照를 通 하여 —」 서울대학교 국어국문학과(ソウル大学校国語国文学科) 編, 『국어학논집(国語学論集)』, 역락(亦 第6輯,151-167頁 |
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■ 受賞学術賞
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■ 現在の専門分野
言語学 (キーワード:朝鮮語学、朝鮮語史、朝鮮語音韻史、文献学。)
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