教員情報 - 田村　正博

■ 研究概要

◆研究課題 1　警察組織実態の解明　－犯罪的現象への対応と市民による統制の両面から 2　警察を含む多機関連携　－被害防止及被害者支援 ◆研究概要研究課題1について　犯罪的事象の実態と警察の対応状況の現況及並びに警察の行動に対する法的な評価の現状を、関連資料の収集及び裁判例の分析によって、継続的に明らかにしていく。あわせて、警察の説明責任に関し、警察組織上位者の意識調査結果等を踏まえつつ、現状と課題を明らかにしていく。研究課題2について　主として児童虐待など子どもが被害者となる事案における警察の捜査を含めた支援に関し、被害防止及び被害者支援に当たる警察職員を対象とした調査並びに関係機関や団体を対象とした調査により、警察自体の取組みと警察と他機関との連携における現状と課題を解明する。その際、近年各地で制定されつつある被害者支援条例や全国で初めて福岡県で制定された性暴力根絶条例のような都道府県の条例が与える効果にも着目する。

■ 学会発表

1.	2024/03/12	社会安全政策論と事例研究（警察政策学会社会安全教育研究部会）
2.	2019/12/21	警察の介入過程の見える化による連携の推進（日本子ども虐待防止学会第25回学術集会ひょうご大会）
3.	2019/06/22	DV被害者相談における警察と民間被害者支援組織の比較分析～仮想事例調査とその言語分析を中心として（日本被害者学会第30回大会）
4.	2017/06/03	被害者学と被害者政策（日本被害者学会第28回学術大会）
5.	2014/12/02	「近年の犯罪減少をもたらしたもの」（講演）（アジア警察学会年次総会2014、フォーラム１「現代社会における犯罪予防」）
6.	2011/08/06	「少年福祉機関、教育機関及び警察の連携－北九州市の事例を中心に－」（報告）（国際犯罪学会第16回世界大会フォーラム「多機関連携による少年非行防止と日本の秩序」）
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■ 著書・論文歴

1.	2024/03	その他	社会安全・警察学研究所の10年間の活動と成果（報告） (10),1-10頁（単著）
2.	2023/09	論文	警察行政における地域法律時報 95(10) （単著）
3.	2023/03	論文	少年補導職員による供述支援の意義と課題－第3回少年補導職員座談会・研究会の結果から社会安全・警察学 (9),75-87頁（共著）
4.	2023/03	論文	少年補導職員の活動の法的性格と意義について社会安全・警察学 (9),69-73頁（単著）
5.	2022/09	著書	全訂警察行政法解説三訂版（単著）
6.	2022/03	論文	警察本部長の立場と機能社会安全・警察学 (8),33-52頁（単著）
7.	2021/08	著書	警察官のための憲法講義（単著）
8.	2020/03	論文	DV被害者相談における警察と民間被害者支援組織の比較分析－仮想事例調査とその言語分析を中心に－被害者学研究 (30),58-67頁（共著）
9.	2020/03	その他	社会安全・警察学研究所のこれまでの活動と成果（報告を兼ねて）社会安全・警察学 (6),3-36頁（単著）
10.	2019/12	その他	警察と児童相談所の連携について子どもの虐待とネグレクト 21(3),280-286頁（単著）
11.	2019/05	論文	児童虐待事案への警察の刑事的介入とその統制刑事政策の新たな潮流　石川正興先生古稀祝賀論文集 429-445頁（単著）
12.	2019/03	論文	警察の個人保護型捜査の課題警察政策 21,77-96頁（単著）
13.	2019/03	その他	親密圏内事案における警察の刑事的介入（研究報告）社会安全・警察学 (5),113-138頁（単著）
14.	2018/03	論文	警察の刑事的介入の基本的な考え方と近時の変容社会安全・警察学 (4),21-43頁（単著）
15.	2018/03	その他	被害者学と被害者政策被害者学研究 (28),4-16頁（単著）
16.	2017/09	論文	犯罪被害者と法執行シリーズ刑事司法を考える第4巻犯罪被害者と刑事司法 109-127頁（単著）
17.	2017/01	論文	警察における情報の取得及び管理に対する行政法的統制産大法学 50巻(1・2号),67-86頁（単著）
18.	2016/11	論文	組織犯罪対策における条例の意義椎橋隆幸先生古稀記念　新時代の刑事法学　下巻 377-399頁（単著）
19.	2016/04	その他	日本の警察の特色リーディングス刑事政策 118-130頁（単著）
20.	2015/11	著書	全訂警察行政法解説第二版（単著）
21.	2015/06	その他	近年の犯罪減少をもたらしたもの警察学論集 68巻(6号),58-65頁（単著）
22.	2015/03	論文	警察における法令と実務の動き犯罪と非行 (179号),97-118頁（単著）
23.	2015/01	論文	暴力団排除条例と今後の組織犯罪法制産大法学 48巻(1・2合併号),89-114頁（単著）
24.	2014/12	著書	現場警察官権限解説第3版　上巻（単著）
25.	2014/12	著書	現場警察官権限解説第3版　下巻（単著）
26.	2014/07	論文	警察法の60年－理念とプラクティスの変化警察学論集 67巻(7号),63-83頁（単著）
27.	2014/03	論文	犯罪捜査における情報の取得・保管と行政法的統制曽根威彦先生・田口守一先生古稀記念祝賀論文集　下巻　（成文堂） 517-534頁（単著）
28.	2014/02	その他	”警察学”のこれまでとこれから警察学論集 67巻(2号),119-137頁（単著）
29.	2013/07	論文	警察における他機関との連携上の課題と対応方策青少年問題 60巻(夏季号（651号）),10-17頁（単著）
30.	2013/06	著書	子どもを犯罪から守るための多機関連携の現状と課題（共著）
31.	2013/06	論文	警察行政法理論と社会安全政策論の展開大沢秀介ほか編　社会の安全と法（立花書房） 5-18頁（単著）
32.	2012/03	論文	児童相談所における警察経験者配置の意義早稲田大学社会安全政策研究所紀要 (4号),223-232頁（単著）
33.	2012/03	論文	暴力団と関わった企業の法的責任ジュリスト (1438),42-47頁（単著）
34.	2012/03	論文	警察の組織と行動の特性と他機関連携のための施策について早稲田教育評論 26巻(1号),257-272頁（単著）
35.	2012/01	論文	被害者及び被害者支援団体と警察との関係の在り方警察学論集 65巻(1号),25-32頁（単著）
36.	2011/11	著書	全訂警察行政法解説（単著）
37.	2011/10	その他	刑事政策研究座談会第2回犯罪予防ジュリスト (1431号),117-142頁（共著）
38.	2011/10	その他	犯罪予防の現状と課題ジュリスト (1431),109-116頁（単著）
39.	2011/03	論文	福岡県暴力団排除条例の意義と今後の課題早稲田大学社会安全政策研究所紀要 (3号),27-42頁（単著）
40.	2010/07	論文	職員の意識に適合した組織管理警察学論集 63巻(7号),1-17頁（単著）
41.	2010/03	論文	警察職員の意識調査結果と組織管理の課題警察政策 12巻,47-78頁（単著）
42.	2009/09	その他	犯罪対策の回顧と展望警察学論集 62巻(9号),154-175頁（単著）
43.	2008/08	論文	犯罪予防のための警察行政法の課題警察政策学会10周年記念『犯罪予防の法理』（成文堂） 105-124頁（単著）
44.	2007/10	その他	エンジョイ！行政法第10回警察法法学教室 (325号),70-94頁（共著）
45.	2007/04	著書	今日における警察行政法の基本的な考え方（単著）
46.	2006/05	論文	「社会安全政策論」の今日的意義警察学論集 59巻(5号),56-70頁（単著）
47.	2006/05	論文	犯罪統御の手法渥美東洋先生古稀記念　犯罪の多角的検討 315-344頁（単著）
48.	2004/10	論文	政策論としての犯罪対策犯罪社会学研究 (29号),65-80頁（単著）
49.	2004/08	論文	Changing Japanese Attitudes Toward Crime and Safety Japan Echo (2004－8),pp.14-19 （単著）
50.	2003/10	論文	社会安全政策の手法と理論（5）捜査研究 (625),16-21頁（単著）
51.	2003/09	論文	社会安全政策の手法と理論（4）捜査研究 (624),28-35頁
52.	2003/08	論文	社会安全政策の手法と理論（3）捜査研究 (623),26-33頁（単著）
53.	2003/07	論文	社会安全政策の手法と理論（2）捜査研究 (622),4-14頁（単著）
54.	2003/07	その他	日本における警察の犯罪被害者対策警察学論集 56巻(7号),39-51頁（単著）
55.	2003/06	論文	社会安全政策の手法と理論（1）捜査研究 (621),4-11頁（単著）
56.	2003/03	論文	犯罪被害者政策の5年警察政策 5巻(2号),125-146頁（単著）
57.	2002/11	著書	重要条文解説警察法（単著）
58.	2002/08	論文	規制緩和社会における警察の法執行ジュリスト (1228号),93-100頁（単著）
59.	2002/05	その他	警察学の新展開のために警察学論集 55巻(6号),1-25頁（共著）
60.	2002	論文	昭和21年の警察制度審議会答申について（上）警察学論集 55巻(7号),188－205頁頁（単著）
61.	2002	論文	昭和21年の警察制度審議会答申について（下）警察学論集 55巻(8号),132－165頁頁（単著）
62.	2002	論文	犯罪被害者に係る人権と警察行政警察政策 4巻(1号),32－53頁頁（単著）
63.	2001	著書	警察行政法解説四訂版（単著）
64.	2001	論文	運転免許制度の改正と今後の課題警察学論集 54巻(9号),6－36頁頁（単著）
65.	1998	論文	警察活動の基本的な考え方警察学論集 51巻(12号),133－153頁頁（単著）
66.	1996	論文	警察の被害者対策の在り方について警察学論集 49巻(4号),4－28頁頁（単著）
67.	1994	論文	21世紀のコミュニティと安全警察学論集 47巻(9号),21－47頁頁（単著）
68.	1994	論文	派出所駐在所制度の創設過程（上）警察学論集 47巻(4号),28－44頁頁（単著）
69.	1994	論文	派出所駐在所制度の創設過程（下）警察学論集 47巻(6号),163－181頁頁（単著）
70.	1994	論文	派出所駐在所制度の創設過程（中）警察学論集 47巻(5号),123－140頁頁（単著）
71.	1988	論文	警察の活動上の「限界」（上）警察学論集 41巻(6号),1－18頁頁（単著）
72.	1988	論文	警察の活動上の「限界」（下）警察学論集 41巻(8号),79－93頁頁（単著）
73.	1988	論文	警察の活動上の「限界」（中）警察学論集 41巻(7号),67－81頁頁（単著）
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■ 職歴

1.	2014/06～	虎門中央法律事務所弁護士
2.	2014/04～	京都産業大学社会安全・警察学研究所所長
3.	2013/04～	京都産業大学法学部客員教授
4.	2013/02～	警察大学校講師
5.	2012/03～2013/01	警察大学校校長
6.	2009/03～2011/03	早稲田大学社会安全政策研究所客員教授
7.	2008/04～2009/02	福岡県警察本部本部長
8.	2007/01～2008/03	警察大学校警察政策研究センター所長
9.	2005/09～2008/03	早稲田大学大学院法務研究科客員教授
10.	2005/09～2007/09	大阪大学大学院高等司法研究科非常勤講師
11.	2005/03～2007/01	警察大学校特別捜査幹部研修所所長
12.	2003/08～2005/03	内閣情報調査室国内部主幹
13.	2001/09～2003/08	警察大学校警察政策研究センター所長
14.	1999/01～2001/09	警察庁運転免許課課長
15.	1997/07～1999/01	秋田県警察本部本部長
16.	1994/07～1997/07	警察庁総務課企画官
17.	1993/08～1994/06	警察大学校保安教養部部長
18.	1992/04～1993/08	警視庁公安総務課課長
19.	1991/01～1992/03	警察庁給与厚生課理事官
20.	1989/08～1991/01	警察庁国際刑事課理事官
21.	1987/07～1988/06	人事院国家公務員Ⅰ種試験（法律）専門委員
22.	1986/08～1989/08	内閣法制局第一部参事官補
23.	1984/08～1986/08	警察庁刑事企画課課長補佐
24.	1982/08～1984/08	京都府警察本部捜査第二課課長
25.	1980/08～1982/08	徳島県警察本部捜査第二課課長
26.	1977/04～1980/08	警察庁人事課付、公害課、国際刑事課係長等
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■ 所属学会

1.

日本被害者学会、警察政策学会

■ 資格・免許

1.

2014/06/19

弁護士

■ 社会における活動

1.	2022/03	暴力団排除条例の考え方とコンプライアンス（日本貿易会総務委員会講演）
2.	2021/12～2022/03	児童相談所児童福祉司スーパーバイザー義務研修
3.	2021/11	児童虐待専門分野別研修（警察の特徴と児童相談所との連携）
4.	2021/11	林修の今でしょ！l講座交番SP
5.	2013/04～	警察大学校講師

■ 研究課題・受託研究・科研費

1.	2020/10～2023/09	警察の説明責任―国際基準に向けて国際共同研究
2.	2019/04～	多機関連携と警察のあり方－被害者の回復を柱とする犯罪的事態の包括的解決を目指して－機関内共同研究
3.	2019/04～2022/03	親密圏事案における刑事的介入と多機関連携のあり方競争的資金等の外部資金による研究（キーワード：児童虐待、児童相談所、警察、検察、刑事的介入、多機関連携、性暴力、被害者支援、親密圏事案）
4.	2016/04～2019/03	コミュニティと多機関の連携による親密圏内の犯罪予防・立ち直り支援機関内共同研究
5.	2015/11～2019/03	親密圏内事案への警察の介入過程の見える化による多機関連携の推進競争的資金等の外部資金による研究
6.	2013/04～2016/03	子どもと安全（子どもの非行防止と立ち直り支援を中心に）機関内共同研究
7.	2013/04～	警察組織の在り方（情報の取得保管と行政法的統制を中心に）個人研究
8.	2009～2011	子どもを犯罪から守る多機関連携モデルの提唱個人研究
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■ 講師・講演

1.	2021/08/31	警察行政と大都市（横浜市（WEB会議））
2.	2020/03/16	子どもを守る組織の課題（東京）
3.	2019/10/19	犯罪被害者支援の歴史と展望（行政との関わりを中心に）（東京）
4.	2019/07/01	日本の警察の仕組みと行政（札幌市）
5.	2019/02/04	警察の児童虐待への対処の現状と課題（京都）
6.	2018/10/13	振り込め詐欺なぜ増える？　どう防ぐ？（米子市）
7.	2018/08/08	日本の警察の仕組みと行政（札幌市）
8.	2018/05/27	犯罪被害者支援の歴史と展望～新たな飛躍に向けて（京都市）
9.	2018/02/22	児童虐待事案における警察の刑事的介入と課題―個人保護型捜査における関係機関との連携を中心に―（東京）
10.	2018/01/29	日本の警察の仕組みと行政（札幌市）
11.	2017/10/08	被害者支援の歴史と展望（行政との関わりを中心に）（東京）
12.	2016/11/17	犯罪被害者支援の歴史と展望～新たな飛躍に向けて（神戸市）
13.	2016/07/29	被害者支援の歴史と展望　～新たな飛躍に向けて（大阪市）
14.	2016/02/01	法政策学者としての渥美東洋
15.	2016/01/23	犯罪被害者支援の始まりのころとこれから（大阪市）
16.	2015/09/30	Vitim Support by Police in Japan - History and Today's Situation（ソウル市）
17.	2014/10/04	犯罪被害者支援の回顧と展望（東京）
18.	2014/06/07	力の結集・本気の取組（高知市）
19.	2014/03/20	IRのセーフティーネットについての検討（東京）
20.	2008/03/22	問題提起（理論と実務）（東京）
21.	2006/12/15	社会安全政策論と実務（東京）
22.	2002/09/18	警察に関する学問的研究と警察政策との関係（東京）
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■ 現在の専門分野

公法学, 刑事法学, 政治学　（キーワード：社会安全政策、警察行政法）

■ 科研費研究者番号

70546093


研究キーワード：社会安全政策、警察行政法