研究概要 |
■ 研究概要
◆研究課題
1.節足動物媒介性細菌感染症に関する研究
2.食中毒の原因細菌における薬剤感受性
◆研究概要
1.ヒトと動物の双方に感染する病原体により引き起こされる人獣共通感染症は、家畜に重大な損害を与えるばかりでなく、ヒトに重篤な疾患を引き起こすこともある。これらの病原体は、しばしば節足動物に媒介される。野生動物やそれに寄生する節足動物は、これらの病原体の伝播に大きな役割を果たしていると考えられる。また、重症熱性血小板減少症候群の発生により明らかになったように、野生動物に寄生する節足動物は、これまでに知られていない病原体を保有している可能性もある。そこで、京都府に生息する野生動物が保有する既知および未知の病原体について、血清疫学的および分子疫学的に調査する。また、調査地で高頻度に検出されるリケッチアの分離を試み、その病原性について解析する。
2.家畜が保有する細菌は、食の流通を介してヒトにも感染する。これらの細菌が薬剤耐性を獲得していた場合、その細菌自体は病原性を示さなくても、病原細菌に薬剤耐性を水平伝播する可能性がある。そこで、食肉の流通の起点となる屠畜場の環境中に存在する細菌を分離し、その薬剤耐性を明らかにする。 |
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業績 |
■ 著書・論文歴
1. |
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論文 |
Isolation of the Thogoto virus from a Haemaphysalis longicornis in Kyoto city, Japan. J Gen Virol. |
2. |
2015 |
論文 |
Detection of rickettsial DNA in ticks and wild boars in Kyoto City, Japan. The Journal of Veterinary Medical Science 77,pp.37-43 |
3. |
2014 |
著書 |
動物微生物学検査学 |
4. |
2014 |
論文 |
A study on Borna disease virus infection in domestic cats in Japan. The Journal of Veterinary Medical Science 76,pp.1157-1160 |
5. |
2014 |
論文 |
Development of a novel protocol for generating flavivirus reporter particles. Journal of Virological methods 208,pp.96-101 |
6. |
2014 |
論文 |
京都市市街地における蚊の調査 京都産業大学総合学術研究所所報 9,95-107頁 |
7. |
2013 |
論文 |
Alveolar macrophage functions and DNA damage in cigarette smoke-exposed mice. Advances in Bioscience and Biotechnology 4,pp.1-7 |
8. |
2013 |
論文 |
京都市山科区で駆除されたイノシシに寄生していたマダニ類の解析. 京都産業大学総合学術研究所所報 (8),57-62頁 |
9. |
2011 |
論文 |
Antimicrobial resistance in fecal Escherichia coli isolated from growing chickens on commercial broiler farms. Veterinary Microbiology Vol.150,pp.132-139 |
10. |
2007 |
論文 |
Characterization of Escherichia coli strains obtained from layer chickens affected with colibacillosis in a commercial egg-producing farm. The Journal of Veterinary Medical Science 69,pp.1009-1014 |
11. |
2005 |
論文 |
Antimicrobial susceptibilities of Salmonella isolates obtained from layer chicken houses on a commercial egg-producing farm in Japan, 1997 to 2002. Journal of Food Protection 68,pp.2030-2034 |
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■ 学歴
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その他 |
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