(最終更新日:2022-09-01 18:31:34)
  カワベ アキラ   KAWABE AKIRA
  河邊 昭
   所属   京都産業大学  生命科学部 先端生命科学科
   職種   教授
業績
■ 著書・論文歴
1. 2022/08 論文  琵琶湖集水域の環境メタロミクス(10)
琵琶湖岸の希少植物タチスズシロソウ
-環境要因が個体数に与える影響- 金属 92(8),73-80頁 (共著) 
2. 2020/06 論文  Epigenetic regulation of spurious transcription initiation in Arabidopsis Nature Communications 11(1),pp.3224 (共著) 
3. 2019/03 論文  Divergence of RNA editing among Arabidopsis species Plant Science 280,pp.241-247 (共著) 
4. 2019/02 論文  Genome defense against integrated organellar DNA fragments from plastids into plant nuclear genomes through DNA methylation Scientific Reports 9,pp.2060 (共著) 
5. 2018/12 論文  DNA methylation diversification at the integrated organellar DNA-like sequence Genes 9(12),pp.602 (共著) 
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経歴
■ 職歴
1. 2020/04~ 京都産業大学 生命科学部 先端生命科学科 教授
2. 2010/04~2019/03 京都産業大学 総合生命科学部 生命資源環境学科 准教授
■ 所属学会
1. 日本進化学会
2. 日本遺伝学会
3. 英国遺伝学会
■ researchmap研究者コード
1000312023
その他
■ 研究課題・受託研究・科研費
1.   Study on DNA polyprorphism in Arabidopsis thaliana and its related species  
2.   シロイヌナズナとその近縁種におけるDNA多型の研究  
3.   シロイヌナズナ近縁種の動原体の進化機構  
■ 受賞学術賞
1. 2015 日本遺伝学会奨励賞
■ 現在の専門分野
遺伝学 
科研
■ 外部研究者ID
orcID 0000-0001-5770-412X
■ 研究概要
◆研究課題
・植物野生集団におけるDNA変異の維持機構の解明
・染色体構造の変化の原因としての転移因子の動態解析

◆研究概要
シロイヌナズナを含むアブラナ科植物やイネ科植物を材料としてDNA変異の維持機構の解明を大きな課題として研究をおこなう。DNA変異がどのように出現し、世代を経て集団中での頻度をどのように変化させていくのかを明らかにすることで生物の進化機構を明らかにできると考えている。特に染色体構造の違いやそれをもたらす機構がどのようにDNA変異に影響を与えるかという点に焦点を絞って研究をおこなう。染色体の構造の変化の原因ともなりうる転移因子に関して異なる種でどのようなグループを形成しているのかやその転移機構を明らかにするために、実際に転移するコピーの探索をおこなう。その過程で近縁種間での転移因子の進化パターンを解析していく。また、転移因子を活性化させることで起こる表現型の変化や、ゲノム構造の変化を直接観察することも考慮していく。エピジェネティックな制御機構により遺伝子発現やクロマチン構造の変化が起こることが知られている。エピジェネティックな制御は配列の違いによらず表現形に差異をもたらすことが可能であるが、クロマチン構造の変化により進化パターンに影響を与えると思われる。様々なエピジェネティック制御機構のうち転移因子を含む外来DNAのメチル化に注目して研究を進めていく。