研究キーワード:バイリンガリズム(Bilingualism), Code-switching(コードスイッチング), MLFモデル, Alternation, 定式表現(Formulaic Language), Phraseology, コロケーション(Collocation), Lexical_Phrases, Systemic Functional LInguistics
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    (最終更新日:1000-01-01 00:00:00)
  ナンバ カズヒコ   NAMBA KAZUHIKO
  難波 和彦
   所属   京都産業大学  外国語学部 英語学科
   職種   教授
研究概要
■ 研究概要
◆研究課題
日英均衡バイリンガルのコードスイッチングの構造分析:選択体系機能文法を用いて

◆研究概要
本研究は、コードスイッチングの発生要因について、従来、社会言語学・語用論的研究が問うてきた「なぜ」と、文法・語彙的研究が問うてきた「どのように」を、より包括的な「何が要因となっているのか」という問いに束ねて分析・説明しようとするものである。この「問い」を解くために、Halliday (1994) が提唱する選択体系機能言語学(Systemic Functional Linguistics / SFL)に依拠し、「日本語-英語均衡バイリンガルによる自然な会話データ」を以下の3つのメタ機能から分析をする。①経験構成的機能(誰がどこで何をしているの
かなど、意味そのものを表す)②対人的機能(会話相手と情報や行動など、何をやりとりしているかを表す)③テクスト形成的機能(メッセージの伝え方、談話標識、主題などを表す)
個々のコードスイッチング文に、3つのメタ機能のラベリングを施し、質的分析を行う。今年度から4年間の科研費(基盤C)をいただいたので、その初年度(2023年度)として、データ全体の30%についてSFLでのラベル付けを完了する。
業績
■ 学会発表
1. 2022/05/21 均衡バイリンガルの日英コードスイッチングの構造を分析する: 選択体系機能言語学を用いて(第1言語としてのバイリンガリズム研究会第24回研究会)
2. 2018/10/28 均衡バイリンガルによる日英コードスイッチングの言語構造の分析(第1言語としてのバイリンガリズム研究会 第18回研究会)
3. 2014 Balanced bilinguals' Code-Switching Using Systemic Functional Grammar(AILA(応用言語学会世界大会)2014 Brisbane, Australia)
4. 2014 「対人的メタ機能とテクスト形成的メタ機能の観点からの日英コードスイッチングの分析」(第22回日本機能言語学会秋期大会(龍谷大学大阪梅田キャンパス))
5. 2013 A Systemic Functional Approach to Japanese-English Code-switching(9th International Symposium on Bilingualism (Singapore))
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■ 著書・論文歴
1. 2024/03 論文  特定課題研究「選択体系機能言語学による均衡バイリンガルのコードスイッチングの分析」研究経過報告書 京都産業大学総合学術研究所所報 18,153-158頁 (単著) 
2. 2021/07 その他  特定課題研究「選択体系機能言語学による日英均衡バイリンガルのコードスイッチングの言語構造の研究」研究経過報告書 京都産業大学総合学術研究所所報 16,161-166頁 (単著) 
3. 2015 論文  Bilingualism as a First Language in the Japanese Context 立命館言語文化研究 26,pp.1-24 (14-19) (共著) 
4. 2015 論文  対人的メタ機能とテクスト形成的メタ機能の観点からの日英コードスイッチングの分析 Proceedings of JASFL 9,15-23頁 (単著) 
5. 2014 著書  バイリンガリズム入門
山本雅代(編著) 井狩幸男(著)、田浦秀幸(著)、難波和彦(著)
第7章、第8章、第13章、第14章、第15章(一部) 担当   (共著) 
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経歴
■ 学歴
1. 2008/05
(学位取得)
Cardiff University, UK Doctor of Philosophy in Applied Linguistics
2. 2001/07/15
(学位取得)
Cardiff University, UK Master of Arts in Applied Linguistics with distinction
3. 1981/04~1986/03 大阪市立大学 文学部 西洋文学科英米語英米文学専攻 卒業
■ 職歴
1. 2009/04~2015/03 京都産業大学外国語学部英米語学科 外国語学部 准教授
2. 1996/04~2009/03 千里国際学園中等部・高等部 教諭
■ 主要学科目
バイリンガリズム、選択体系機能文法、語彙文法、Formulaic Language、社会言語学、英語教授法
■ 所属学会
1. 全国語学教育学会 (JALT)
2. 大学英語教育学会 (JACET)
3. 日本機能言語学会
4. 第一言語としてのバイリンガリズム研究会 (Bil1)Link
5. 2010~2020/03 ∟ 事務局長
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■ 資格・免許
1. 1986/03/31 中学教諭1級普通免許状 外国語【英語】
2. 1986/03/31 高等学校教諭2級普通免許状 外国語【英語】
3. 1999/11/30 実用技能英語検定1級
その他
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2020/05~2021/03  選択体系機能言語学による日英均衡バイリンガルのコードスイッチングの言語構造の研究 その他の補助金・助成金 
2. 2009~2011  A structural approach to Japanese-English bilinguals' code-swithcing 研究生活スタートアップ 
3. 2009  コードスイッチングの文法構造面についての縦断的、横断的研究 Systemic Functional Grammar、 Formulaic Languageの役割  
■ メールアドレス
  kyoin_mail
■ 現在の専門分野
言語学, 英語学, 外国語教育 (キーワード:バイリンガリズム(Bilingualism), Code-switching(コードスイッチング), MLFモデル, Alternation, 定式表現(Formulaic Language), Phraseology, コロケーション(Collocation), Lexical_Phrases, Systemic Functional LInguistics)