研究キーワード:行政法
    (最終更新日:2017-09-15 17:02:44)
  オオタ テルミ   OTA TERUMI
  太田 照美
   所属   京都産業大学  法学部 法律学科
   職種   教授
業績
■ 著書・論文歴
1. 2015/01 論文  ドイツにおける基本権の統合性理論と我が国における理論的展開 産大法学 48巻(1・2号),1~42頁頁  
2. 2008 著書  ドイツにおける公法上の結果除去請求権の研究    
経歴
■ 学歴
1. ~1992 大阪大学大学院 法学研究科 公法学
その他
■ 現在の専門分野
公法学 (キーワード:行政法) 
科研
■ 研究概要
◆研究課題
ドイツ国家責任法システムにおける結果除去負担制度の研究

◆研究概要
ドイツの結果除去負担は、後行の行政の結果決定における裁量判断において、一定の場合、裁量を拘束して復善を図る制度である。
ドイツの結果除去負担に関して、山本隆司先生は、著書『行政上の主観法と法関係』の中で、結果除去負担と結果除去請求権を並列的に解説されるに留まる。また、建築規制法の分野における結果除去負担の理論を分析された論文や結果除去請求権を考察されている研究もあるが、結果除去負担に関する一般的な理論考察は、わが国には今まで存在していない。
第三者が関わる事例においては、結果除去負担と結果除去請求権によるそれぞれの適用の可能性を巡り、賛成論と反対論が鋭く対立する場合がある。それらの問題点を解明し、ドイツの結果除去負担制度が、ドイツ国家責任法システムの中で認知されるかどうか、を考察する。