研究キーワード:宗教哲学・組織神学・宗教学・ヨーロッパ思想史・キリスト教文化論
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    (最終更新日:2024-03-08 13:17:15)
  コンドウ ゴウ   KONDO GO
  近藤 剛
   所属   京都産業大学  文化学部 国際文化学科
   職種   教授
業績
■ 学会発表
1. 2023/09/18 「文化戦争の時代」(精神文化学会第13回学術大会)
2. 2022/09/11 「歴史の産物としての道徳―自然権への懐疑―」(精神文化学会第12回学術大会)
3. 2022/09/02 「文化の神学と世俗教育」(日本基督教学会第70回学術大会シンポジウム)
4. 2022/03/05 「信仰と侵攻―ウクライナ危機を読み解く―」(精神文化学会オンライン研究会)
5. 2021/12/04 「ホモ・ヴィアトール―旅の途上にあるということ―」(京都産業大学文化学部開設20周年記念シンポジウム)
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■ 著書・論文歴
1. 2024/03 論文  「十字軍の幻想」 『精神文化学研究』第7号  (単著) 
2. 2023/09 論文  「文化の神学と世俗教育」   (単著) 
3. 2023/03 著書  『尚古の思想―反時代的省察―』   (単著) 
4. 2022/03 著書  『キリスト教神学命題集 ユスティノスからJ.コーンまで』   (共著) 
5. 2022/03 論文  「ホモ・ヴィアトール―人間とは何か―」 『精神文化学研究』第5号  (単著) 
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経歴
■ 学歴
1. 京都大学 文学研究科 博士課程単位取得満期退学 博士(文学)
■ 職歴
1. 2019/04~ 京都産業大学 文化学部 国際文化学科 教授
■ 主要学科目
国際文化学科
■ 所属学会
1. コルモス研究会議
2. 京都大学基督教学会
3. ∟ 運営委員
4. 国際宗教同志会
5. 宗教倫理学会
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その他
■ 受賞学術賞
1. 2016/07 日本シェリング協会 第12回日本シェリング協会研究奨励賞
■ 現在の専門分野
宗教学, 哲学、倫理学, 思想史 (キーワード:宗教哲学・組織神学・宗教学・ヨーロッパ思想史・キリスト教文化論) 
科研
■ 研究概要
◆研究課題
1.現代社会における宗教の役割と意味について
2.教皇ピウス11世の回勅Divini Redemptoris(1937年)をめぐって

◆研究概要
(1) 現代社会における宗教の役割と意味を再考する。そのために,宗教批判と無神論の問題を取り上げる。リュシアン・セーヴ,ギイ・ベッス,ゲオルク・ズィークムント,ジョルジュ・ミノワなどの先行研究を参照して宗教批判の歴史を概括し,近代のカント以降からの神理解(宗教概念)を丹念に追跡する。ヘーゲル,フォイエルバッハ,マルクス,ニーチェ,フロイトといった古典的な無神論から,リチャード・ドーキンス,サム・ハリス,ダニエル・デネット,クリストファー・ヒッチンスら「新無神論の四騎士」の議論まで射程に入れた研究を行う。
(2) キリスト教とマルクス主義の関係について考察する。武藤一雄『キリスト者の実存―マルクス主義批判』(1950年),矢内原忠雄『マルクス主義とキリスト教』(1956年)の読解によって基本的な立場を明らかにするとともに,「解放の神学」の問題系(グスタボ・グティエレスをはじめ,J.H.コーンの「黒人解放の神学」,ローズマリー・リューサーの「女性解放の神学」,李仁夏の「民衆神学」など)の批判的な整理を行うことになる。差し当たり教皇ピウス11世が1937年に公開した回勅Divini Redemptorisの翻訳を試みたい。無神的共産主義に関する回勅として有名なものであるが,内容に関する考察は十分とは言えず,研究史的な不備を補いたい。