研究概要 |
■ 研究概要
◆研究課題
多様な感覚呈示による情動制御に関する研究
◆研究概要
多くのエンタテイメントコンテンツでは主に視覚と聴覚を通じて体験者の情動を引き起こしている。一方、近年のVirtual Reality技術の進展により力触覚を始め様々な感覚の利用が実用化され、応用事例も増えてきている。これまで振動と温冷感を対象としてエンタテインメントにおける情動制御の効果を検証してきた。今年度は温冷感の応用を中心に研究を発展させる。また、これまで対象としてこなかった感覚や面白さについても検討を進める。
温冷感の応用について、温冷覚呈示デバイスの作成とコンテンツ作成に取り組む。温冷感呈示デバイスについては、これまでは検証実験目的であったためマウスに貼り付けるなどで対応してきたが、実用に耐えうるデバイスとして作成する。ゲームコントローラ型と首掛け型を検討している。3Dプリンタで作成した外殻にコントローラー部品・ペルチェ素子・排熱機構を組み込むことを計画している。コンテンツについては、独自開発、オープンソースソフトウェアの改造、既存コンテンツとの連動モジュールの作成、の3タイプを検討しているが、それぞれのタイプは一長一短であるため、まず基本機能を検証するために独自開発に重点を置く。
これまでの研究で取り組んできた表象と情動の関係に基づけば、さらに多様な感覚について効果を期待できる。様々な感覚呈示について、錯覚などによる疑似感覚を含めて調査していきたい。また例えばナンセンス系のものなど、これまであまり注目されていないような多様なエンタテインメントコンテンツの面白さについて分析し、感覚呈示との組み合わせを検討する。 |
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業績 |
■ 学会発表
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■ 著書・論文歴
1. |
2019/11 |
論文 |
偶然の遊びにおける確率認知とエンタテインメント性との関係の調査 情報処理学会論文誌 60(11),1943-1952頁 (共著) |
2. |
2012 |
論文 |
文字アニメーションによる動き方が表現された感情に与える影響に関する基礎調査 ヒューマンインタフェース学会論文誌 14/1, 9-19 |
3. |
2007 |
論文 |
周辺情報の風覚化によるコンテンツ閲覧支援 日本データベース学会Letters 6/1,117-120 |
4. |
2007 |
論文 |
風覚化による情報の気付きと理解の支援 ヒューマンインタフェース学会論文誌 9/3,77-86 |
5. |
2006 |
論文 |
AmbientBrowser: Web Browser in Everyday Life Ambient Intelligence in Everyday Life, Lecture Not 3864,157-177 |
6. |
2006 |
論文 |
ズーミング・クロスメディア−構造化コンテンツにズーミング操作を関連付ける記述言語− 情報処理学会論文誌(トランザクション)データベース 47/SIG-8,33-46 |
7. |
2005 |
論文 |
EnergyBrowser: 運動によるウェブ閲覧 第4回情報科学技術フォーラム情報科学技術レターズ LD-001,177-180 |
8. |
2005 |
論文 |
日常的な情報システムのための確率的な提示手法 ヒューマンインタフェース学会論文誌 7/2,61-70 |
9. |
2004 |
論文 |
デスクワークにおける忙しさの自動推定 ヒューマンインタフェース学会論文誌 6/1,69-74 |
10. |
2003 |
論文 |
Object Sharing Scheme for Heterogeneous Environment IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, E86-A/4,813-821 |
11. |
2003 |
論文 |
受動型インタラクションスタイル:密なインタラクションへの移行を促すユーザインタフェース ヒューマンインタフェース学会論文誌 5/4,121-130 |
12. |
2001 |
論文 |
提示型ユーザインタフェースの実装と評価 コンピュータソフトウェア(日本ソフトウェア科学会論文誌) 18/1,13-27 |
13. |
1997 |
論文 |
なめらかなユーザインタフェースによる地図情報検索システム コンピュータソフトウェア(日本ソフトウェア科学会論文誌) 14/3,51-60 |
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経歴 |
■ 学歴
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■ 所属学会
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その他 |
■ 研究課題・受託研究・科研費
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■ ホームページ
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■ 受賞学術賞
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■ 現在の専門分野
ヒューマンインタフェース、インタラクション, エンタテインメント、ゲーム情報学 (キーワード:インタラクションデザイン、インタラクティブシステム、ユーザインタフェース、情報視覚化・聴覚化、ユビキタスコンピューティング、エンタテイメントコンピューティング)
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■ 取得特許
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