研究概要 |
■ 研究概要
◆研究課題
アコースティック・メディアの美学 (音響方法論)
◆研究概要
当研究では、2つのリサーチクエスチョンを設定する。1.歴史的なラジオ作品における音響概念は、デジタル化が進んだラジオを取り巻く環境下でその有効性が維持されているか?2.そのデジタル化はラジオ特有の音響美学にどのように影響し、変化を促すのか?これらのリサーチクエスチョンを探究するため、研究は以下のように推進する。
・前史から現代にわたるラジオの実放送とラジオドキュメンタリーの音響技術について分析する(具体的には周波数範囲、エフェクトの使用法、フィルターなど)。また、作品のさまざまな音響エレメント(音声、音楽、音、ノイズ、サイレンス)とリスナーの知覚との関係性を調査する。
・自作のオーディオ素材(音声、フィールド録音、ノイズなど)を収録し、3D周波数アナライザー、フェーズスコープ、オシロスコープなどで音響コンテンツを分析し、音響コンセプトの妥当性について検討する。
・さらに次の段階として、オーディオ素材を分解、断片化し、さまざまな音響コンテキストで再配置して編集する。 この段階では、スペクトルレイヤーエディター、フィルター、イコライザーなどを使用する。
これらの分析や実験から、ラジオ特有の音響美学の内的性質を詳らかにし、ラジオの編集技術に対するデジタル化の影響を明らかにすることが可能となる。 |
|
|
|
|
|
業績 |
■ 学会発表
|
■ 著書・論文歴
|
その他 |
■ 研究課題・受託研究・科研費
|
■ 講師・講演
|
■ 展覧会・演奏会・競技会等
1. |
1994 |
「Wassertropfen in der Schale」 「京都の音の風景」 ドイツ国立放送、BBC (イギリス)、American Public Radio (アメリカ)、 Australian ABC (オーストラリア) Austrian Broadcast (オーストリア)、YleisRadio Finland (フィンランド)放送(ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア) |
2. |
1995 |
「Das Muschelkalkgesicht 白の顔 - 能面」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
3. |
1995 |
「Der Schrein von Kawanouchi 河之内の神社」ARD ドイツ公共第一放送, ORF Austria(ドイツ、オーストリア) |
4. |
1996 |
「Der Fluss, der Brunnen, der Wels」 「川、井戸、ナマズ - 日本と水」 ドイツ国立放送、オーストリア国立放送(ドイツ、オーストリア) |
5. |
1996 |
「Die Tagelöhner von Kamagasaki」 「釜ヶ崎の日雇い労働者」 ドイツ国立放送(ドイツ) |
6. |
1998 |
「Galaxy Express 999 銀河 鉄道999 - 日本のマンガ」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
7. |
1998 |
「Hast du drei Saiten... 芸者」ARD ドイツ公共第一放送, ORF Austria, SRF Switzerland(ドイツ、オーストリア、スイス) |
8. |
1999 |
「Wenn der Samurai in die Knie geht」 「サムライが膝を屈する日 ― 日本の危機」 ドイツ国立放送(ドイツ) |
9. |
2000 |
「Hojoki」 「方丈記」 ドイツ国立放送(ドイツ) |
10. |
2000 |
「Sushi」 「寿司 ー 日本の食体験」 ドイツ国立放送、オーストリア国立放送(ドイツ、オーストリア) |
11. |
2000 |
「苔の海−砂の石ー日本庭園 IfA(ドイツ国立対外関係研究所)のシュトゥットガルトのIfAーギャラリーにて開催 サウンド・インスタレーション」(ドイツ) |
12. |
2001 |
「Ikari heißt Zorn」 「名は'怒' - ある和太鼓集団」 ドイツ国立放送(ドイツ) |
13. |
2001 |
「Kein Freund, kein Helfer 助けてくれない。ある誘拐の記録」ZDFドイツ公共第二放送(ドイツ) |
14. |
2002 |
「Ganbare! ガンバレ!ーあるドイツ人サッカー監督の日本での経験」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
15. |
2003 |
「Fächer und Schwert」 「扇と刀 - 竹物語」 ドイツ国立放送、オーストリア国立放送(ドイツ、オーストリア) |
16. |
2003 |
「Slowly we Bleed」 「スローリ・ウィ・ブリード」 ドイツ国立放送(ドイツ) |
17. |
2004 |
「Schnee auf Pflaumenblüte」 「梅の花に積もる雪」 ドイツ国立放送、オーストリア国立放送、デンマーク国立放送, オーストラリア ABC、ノルウェー国立放送(ヨーロッパ、オーストラリア) |
18. |
2004 |
「Zeit der Morgenroete 曙光の時代 ドイツ マンハイム市のライス・エンゲルホルン博物館、ベルリンのマルティン・グローピウス・バウ博物館にて開催:映像、サウンド、空間インスタレーションを担当、主催:文部省、独国際交流基金、奈良文化財研究所、ライス・エンゲルホルン博物館(マンハイム)、ベルリン祭実行委員」(ドイツ) |
19. |
2005 |
「Jishin」 「地震」 ドイツ国立放送、オーストラリア ABC(ドイツ、オーストラリア) |
20. |
2005 |
「ZOOMING 3 – Im Auge des Kalligraphen」 「書道家の目の中」 ドイツのニュルンベルク国立ダンスシアター ダンスパフォーマンスのビデオ作品を担当(ドイツ) |
21. |
2006 |
「Amaterasu in Shinjuku アマテラス・イン・新宿」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
22. |
2006 |
「Roter Drachen mit Sonnenflecken」 「中国、日本間の軋轢」 ドイツ国立放送(ドイツ) |
23. |
2007 |
「Do Mau - oder mein Onkel, der Chinese」 「德茂 あるいは私の “中国人”の伯父」 ドイツ国立放送(ドイツ) |
24. |
2007 |
「Roter Drachen mit Sonnenflecken - 中国、日本間の軋轢」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
25. |
2007 |
「Shanghai Voices - 上海の若者の世界」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
26. |
2008 |
「Die drei Sterne des Orion オリオンの三ツ星 - 日本の学生運動 その軌跡を辿る」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
27. |
2008 |
「small,junk & pop - 大阪の若者の世界」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
28. |
2009 |
「Psychedelic Noodlesoup サイケデリック・ヌードルスープ ・日本のアンダーグラウンド音楽」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
29. |
2009 |
「Schreiben ist der Weg 書に道ありー日本の書道について」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
30. |
2010 |
「Hakengiri 派遣切り労働者」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
31. |
2010 |
「Miraculucky Girls ミラキュラス・ギャルズ — 日本のアンダーグラウンド音楽」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
32. |
2011 |
「Hikikomori ・ 引きこもり」ZDF ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
33. |
2012 |
「Now is The Time ナウ・イズ・ザ・タイム ー 反原発活動家 アイリーン・美緒子・スミス」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
34. |
2012 |
「Souteigai 想定外 - 3.11複合災害と日本」ZDF ドイツ公共第二放送, オーストラリア ABC(ドイツ、オーストラリア) |
35. |
2013 |
「Man muss hoffen 希望を持ち続けなきゃ、もたない — 日本における緑の党 - ある運動の始まりを追って」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
36. |
2013 |
「Nightdancer ナイト・ダーンサー」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
37. |
2014 |
「Ich war ein schlafender Baum 朝まで木のように立ったまま眠る-大阪釜ヶ崎・カフェ・ココルーム」ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
38. |
2015 |
「Und irgendwann werde ich Wind」「そしていつか風になる」日本人アーティスト 新宮 晋 ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
39. |
2016 |
「Die Farbe der Sehnsucht - The Colour of Yearning」映画 Filmpunkt GmbH, WDR, BR コーディレクター(ドイツ) |
40. |
2017 |
「Bunraku」「文楽」 ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
41. |
2017 |
「Schatten der Macht」「権力の影」 ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
42. |
2018/10/23~2019/09/19 |
「Slowly We Bleed」 Radio Work(RadioArt Exhibition 'Radiophonic Spaces', Basel (Switzerland), Berlin and Weimar (Germany)) |
43. |
2019 |
「Wofür lebe ich eigentlich」 「何のために生きてる」 ARD ドイツ公共第一放送(ドイツ) |
5件表示
|
全件表示(43件)
|
|
■ 受賞学術賞
|
■ 現在の専門分野
美学・芸術諸学 (キーワード:音響方法論、アコースティック・メディアの美学)
|
|