研究キーワード:労働法
    (最終更新日:1000-01-01 00:00:00)
  イワナガ マサアキ   IWANAGA MASAAKI
  岩永 昌晃
   所属   京都産業大学  法学部
   職種   教授
研究概要
■ 研究概要
◆研究課題
労働法の規制目的・理念及び適用対象の再検討

◆研究概要
近年、テレワークやクラウドソーシングなど、従来の労働法の想定には必ずしも当てはまらない様々な働き方が登場しており、労働市場は急速に変化している。本研究は、新しい働き方に対応する労働法の枠組みを提言するための前提として、労働法の規制目的・理念、および適用対象の再検討を行う。
(1)労働法の規制目的・理念の再検討
労働法の規制目的・理念としては、労働者の保護、雇用の安定などが挙げられるが、従来の労働法の想定には必ずしも当てはまらない様々な働き方の登場が与える労働市場の変化を踏まえ、労働法の規制目的・理念の再検討を行う。
(2)労働法の適用対象の再検討
従来の雇用形態にとらわれない多様な就労形態が登場しており、労働法の適用対象が曖昧な場合がある一方で、労働法の規制目的・理念の捉え方が労働法の適用対象の議論にも影響することも予想される。本研究では、これらを踏まえつつ、労働法の適用対象に関する再検討を行う。
業績
■ 学会発表
1. 2020/10/31 親子会社類型における団体交渉上の使用者(日本労働法学会第137回大会・大シンポジウム「労働関係の変容と集団的労使関係法理の再構築」)
2. 2017/09/21 Retrospect and Prospect of Human Resources Development in Japan: From the Perspective of Legal Studies(EDUCATION AND TRAINING AS BASIS FOR FUTURE EMPLOYMENT)
3. 2008/10/12 イギリスにおける通勤途上の災害の保護について(日本社会保障法学会第54回秋季大会・ミニシンポジウム「通勤災害保護制度の意義と今後の展開」)
4. 2007/05/20 イギリスにおける労働法の適用対象(日本労働法学会第113回大会・個別報告)
■ 著書・論文歴
1. 2023/09 著書  <解説>荒木尚志ほか編『注釈労働基準法・労働契約法 第2巻 総論・労働基準法(2)』   (共著) 
2. 2023/08 論文  <判例評釈>転勤を拒否すると賃金の一部を返還させる規定の有効性[東京地
判令和4・3・9〔ビジネスパートナー従業員事件〕] 民商法雑誌 159(3),100-110頁 (単著) 
3. 2023/05 著書  <解説>荒木尚志ほか編『注釈労働基準法・労働契約法 第1巻 総論・労働基準法(1)』   (共著) 
4. 2022/01 論文  <解説>個別的労働関係における労働者[最1小判平成8・11・28〔横浜南労基署長(旭紙業)事件〕] 村中孝史・荒木尚志編『労働判例百選(第10版)』 4-5頁 (単著) 
5. 2021/12 論文  <判例評釈>劇団員の労基法上の労働者性[東京高判令和2・9・3〔エアースタジオ事件〕] 法律時報 94(1),134-137頁 (単著) 
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経歴
■ 所属学会
1. 日本労働法学会
2. 日本社会保障法学会
その他
■ 社会における活動
1. 京都労働学校 労働法講座
2. 大阪労働大学講座
■ 研究課題・受託研究・科研費
1.   労働法の適用対象に関する比較法研究  
■ 委員会・協会等
1. 2019/05~ 京都労働局 京都地方最低賃金審議会 公益代表委員
2. 2015/04~ 京都労働局 紛争調整委員会 委員
■ 現在の専門分野
社会法学 (キーワード:労働法)