研究キーワード:個人差要因、学習ストラテジー、動機づけ、自律学習、教授法
photo
    (最終更新日:1000-01-01 00:00:00)
  ヤマト リユウスケ   YAMATO RYUSUKE
  大和 隆介
   所属   京都産業大学  外国語学部 英語学科
   職種   教授
研究概要
■ 研究概要
◆研究課題
言語習得における動機づけと学習ストラテジーが果たす役割に関する研究

◆研究概要
 これまで言語学習における個人差要因を研究してきました。研究初期においては,認知学習理論に基づく言語学習ストラテジーの働きを明らかにした上で自律性を育てる言語指導の開発を目指しました。具体的には,(1)小学生から大学生まで多様な学習者が使っている学習ストラテジーを抽出し分類する研究、(2)学習ストラテジーの使用と学習者のメタ認知、習熟度、動機づけがどのように影響し合うのかを明らかにする研究を行っていました。
 近年は、こうした研究をさらに発展させ、言語学習における動機づけの働きや学習者が自ら目的を設定し能動的に学習する指導法を研究してきました。2023年にひつじ書房から出版した単著『言語学習における学習ストラテジーと動機づけ(全298頁)』においては,言語が持つ本質的な意味と機能を理論的に整理した上で,言語学習に重要な役割を果たす「学習ストラテジー」と「動機づけ」に焦点を当て,メタ認知を重視した指導法を考察しています。本書を通して,従来の外国語教育が主たる目的としてきた言語スキルの向上に留まらず,社会的文脈の中で非定形型課題を解決する能力の涵養に寄与し,学習者の主体的キャリア形成を促すような指導のあり方についても多面的に論じています。
業績
■ 著書・論文歴
1. 2023/02 著書  『言語学習における学習ストラテジーと動機づけ 理論と実践の創造的キュレーション』   (単著) Link
2. 2019/03 著書  『「学ぶ」「教える」の観点から考える実践的英語科教育法』   (共著) 
3. 2017/07 その他  「学ぶ」と「働く」をつなぐ英語教授・学習理論の構築 京都産業大学『総合学術研究所所報』 12 (単著) 
4. 2015/03 その他  グローバル人材育成推進セミナー「グローバル化時代に理系学生が身につけるべき英語とは?-未来のキャリアに向けて」 京都産業大学『高等教育フォーラム』 5 (共著) 
5. 2012/09 著書  『英語科教育のフロンティア』   (共著) 
全件表示(55件)
経歴
■ 学歴
1. 1991/09~1993/05 Indiana University(Bloomington) Department of Linguistics 修士課程修了 MA
2. 上智大学 文学部 英文学科 学士
■ 職歴
1. 2007/04~ 京都産業大学 外国語学部 英語学科 教授
■ 学内役職・委員
1. 2009/04/01~2010/03/31 京都産業大学 教職課程教育センター長
2. 2010/04/01~2014/03/31 京都産業大学 外国語学部長
3. 2014/10/01~2017/09/30 京都産業大学 副学長
4. 2014/10/01~2017/09/30 京都産業大学 共通教育推進機構長
5. 2014/10/01~2017/09/30 京都産業大学 全学共通教育センター長
全件表示(7件)
■ 所属学会
1. 2001/04~ 全国英語教育学会
2. 2011~2012 ∟ 全国英語教育学会紀要編集委員長
3. 1997/04~ 大学英語教育学会
4. 2014~ ∟ 大学英語教育学会賞・学術出版物選考委員
5. 1994~ 中部地区英語教育学会
全件表示(6件)
その他
■ 社会における活動
1. 2014~ 大学英語教育学会 学会賞・学術出版物選考委員
2. 2005 第55回全国英語教育研究大会 全体会発表中学校の部 助言講師
3. 2003~2004 長野県英語教員夏季研修講師
4. 2002~2005 岐阜県英語教員6年目研修・12年目研修講師(2002~2005)
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2022/04~  ナラティブ分析を利用したキャリア形成を意識した英語学習者の成長過程の分析と応用 基盤研究(C)一般 
2. 2013/04~2016/03  日本人英語学習者の動機づけ変容過程に関する調査と授業実践への応用 基盤研究(C) 
3. 2010/04~2013/03  「方略的プランニングが作文タスクに与える影響の検証と効果的指導法の開発」 基盤研究(C) 
4. 2010/04~2013/03  外国語学習者のためのスピーチプロダクションモデルの開発と応用 基盤研究(C) 
5. 2007/04~2010/03  「自ら学ぶ姿勢を育てる小学校英語活動のための指導モデル構築」 基盤研究(C) 
全件表示(8件)
■ 委員会・協会等
1. 2011/04~2012/03 全国英語教育学会紀要編集委員会 紀要編集委員長
2. 2006~2008 文部科学省SELHi企画評価会議 協力者会議委員
■ メールアドレス
  kyoin_mail
■ 現在の専門分野
外国語教育 (キーワード:個人差要因、学習ストラテジー、動機づけ、自律学習、教授法)