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    (最終更新日:1000-01-01 00:00:00)
  ヒユーバート ラツセル ポール   HUBERT RUSSELL PAUL
  ヒューバート ラッセル ポール
   所属   京都産業大学  文化学部 京都文化学科
   職種   准教授
研究概要
■ 研究概要
◆研究課題
デジタルメディアによるクラシック、ジャズ音楽鑑賞の新たな可能性の検証

◆研究概要
この10年、SpotifyやApple Musicに代表されるストリーミング音楽プラットフォームが、多くの人々の音楽鑑賞の主流となった。これまで認知されていなかったり、物理的な流通が限られていたりして入手できなかった音楽が、どこからでも瞬時にアクセスできるようになった。しかし、その一方で、クラシックやジャズなどの芸術性の高い音楽は、総ストリーミング数の1%程度にとどまっている。これらの音楽を楽しむには、作曲家、演奏家、地域や歴史的背景などの知識と情報が必要であるが、そうした知識や情報はストリーミングサービスのメタデータには含まれておらず、リスナーが自分で調べる以外に選択肢がなかった。筆者は、この情報格差を無くし、より多くの人に世界中に溢れているクラシックやジャズを聴いてもらうために、2021年に共同ホストと「Adult Music」という英語版ポッドキャストを制作、放送開始した。「Adult Music」では、毎週のエピソードで6曲の新譜について議論し、アメリカのジャズサックス奏者ルドレシュ・マハンタッパやスウェーデンのクラシックピアニスト/作曲家ニクラス・シヴェロフなど、一流の演奏家のインタビューとともに、現在、112エピソードが公開されている。これまでに100カ国以上から16,000以上のダウンロードを達成し、日本は常に2位をキープしている。また、演奏家やレコーディング・レーベルの関係者からは、ポッドキャスト「Adult Music」の音楽的分析に対して、一貫してポジティブなフィードバックを得ている。「Adult Music」による音楽的分析の過程で、クラシックやジャズというジャンルにおける民族的な影響や異文化融合の背景について、多くの興味深い疑問が浮かび上がってきた。例えば、ギリシャにおけるジャズの発展は、政治的要因によって、他のヨーロッパの国々と異なり、なぜジャズミュージシャンの世代を飛び越えたのだろうか?今後、これらの興味深い疑問を深く研究し、その結果を音楽やメディア関連の学術誌に発表することを予定している。
業績
■ 学会発表
1. 2019/08/06 Study Abroad Internships: Transformative Experiences in Intercultural Communication(Academic Conference on Education, Teaching, and E-learning)
2. 2018/11/20 Study Abroad and Intercultural Communication Development(11th International Conference on Language, Education, Humanities & Innovation)
3. 2018/05/21 Study Abroad Fieldwork: Changes in Intercultural Communication Behaviors and Beliefs(ATINER 20th Annua International Conference on Education)
4. 2017 The Effects of Study Abroad Fieldwork on Intercultural Communication Behaviors and Beliefs(15th Asia TEFL International Conference, Yogyakarta, Indonesia)
5. 2016 Customized Study Abroad Programs for EFL(14th Asia TEFL International Conference, Vladivostok, Russia)
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■ 著書・論文歴
1. 2017/03 論文  The use of smartphones as English dictionaries by university students in Japan and China. 京都産業大学論集、人文科学系列 (50),pp.367-383 (単著) Link
2. 2014 論文  Evidence for and against Rexeisen’s Boomerang Hypothesis among study abroad returnees. Ryūgaku: Explorations in Study Abroad 7(2),2-7頁 (共著) Link
3. 2013 論文  Developing Strategies for Reading in EFL 2013 ALAK International Conference Proceedings pp.114-117 (単著) 
4. 2013 論文  Music-based Activities for EFL Learners 18th NELTA International Conference Proceedings pp.79-81 (単著) 
5. 2012 論文  Integrating a Supplemental Vocabulary Instruction Program into an EFL Curriculum 京都産業大学高等教育フォーラム (2),pp.35-42 (共著) Link
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経歴
■ 学歴
1. 1995/09~1997/05 ニューヨーク州立大学大学院アルバニー校 修士課程修了 M.S. Education (TESOL)
2. 1992/09~1995/05 ニューヨーク州立大学アルバニー校 東アジア研究学部 日本研究/中国研究 卒業 B.A. Japanese Studies
■ 所属学会
1. Asia TEFL
2. 全国語学教育学会 (JALT)
3. 2007~2021 ∟ JALT留学研究部役員
その他
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2005  第二言語として英語習得に関する教材および教授法の研究  
■ メールアドレス
  kyoin_mail
■ 現在の専門分野
外国語教育 (キーワード:EFL)