研究概要 |
■ 研究概要
◆研究課題
中国における人口移動管理体制と政策の変遷
◆研究概要
人口移動の活発化に伴い、政府による規制が緩和されてきた「改革・開放」後の中国における人口移動管理体制と政策の変遷について考察する。特に2010年代に入って、それまでの都市戸籍・農村戸籍という二元的な戸籍区分を廃して、都市ランク別の常住人口管理体制への移行が進められた。そうした質的変化を伴う制度面での改革の現況を分析するとともに、改革の背景にある社会経済的ファクターや政府の意図を探る。
戸籍管理や身分証制度の他に、「農転非」や都市化、住民を組織する「社区」の役割、国民統制手法のデジタル化、人権などからのアプローチがある。まずは先行研究のレヴューを踏まえ、公式文献や統計データ、報道記事などに基づく分析を行うことで、移動規制に因る機会の不平等が存在する中国社会が抱える問題点や今後の政策的課題を明らかにしたい。 |
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経歴 |
■ 職歴
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