研究キーワード:伝統工芸、漆芸、文化財
    (最終更新日:2017-10-13 09:56:23)
  シモデ ユウタロウ   SHIMODE YUTARO
  下出 祐太郎
   所属   京都産業大学  文化学部 京都文化学科
   職種   客員教授
業績
■ 著書・論文歴
1. 2015 著書  おもしろサイエンス
長もちの科学
良い製品を長く大事に使うための技術    
経歴
■ 学歴
1.
(学位取得)
京都工芸繊維大学 博士(学術)
2. 京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科
3. ~1976 同志社大学 文学部 文化学科国文学専攻
■ 所属学会
1. 文化経済学会<日本>、日本文化財科学会、文化財保存修復学会、繊維学会
その他
■ 研究課題・受託研究・科研費
1.   漆の研究  
2. 2015  龍谷大学図書館所蔵「江戸時代後期縮象儀」の保存修理と報告書の提出  
■ 展覧会・演奏会・競技会等
1. 2015 京都銀行 本店営業部「琳派400年記念ロビー展」 ~ 琳派という日本の美意識を合鹿椀の蒔絵で展観 ~
2. 2015 便利堂ギャラリー企画展「下出祐太郎 琳派 RIMPA りんぱ展 2015」チーム琳派ラボの試み
■ メールアドレス
  kyoin_mail
■ 現在の専門分野
文化財科学 (キーワード:伝統工芸、漆芸、文化財) 
科研
■ 研究概要
◆研究課題
伝統工芸と近代産業――ものづくりの根幹と工業生産Ⅲ

◆研究概要
継続課題である減衰する伝統工芸の価値を問い直し、現代に存続できるあり方を研究する。
伝統工芸は、生活に供する必需品を製造してきた歴史的経緯がある。しかしながら現代社会においては、その主流は工業生産が担っている現状がある。現代の伝統工芸産業が担うべき生活に即した必需品について、調査を通して考察する。また、京都ならではの特殊性もその範疇に入れる。伝統工芸産業の特徴として、挙げることが出来るのは以下のとおり。
・天然材料を用い道具を使って手仕事で作っていくものづくりである
・土地の環境や気候風土に依存し、環境を前提とした循環型産業である
・長い伝統を有している
・つくり方には膨大な知恵や自然観・哲学に根ざした美意識が内包されている
・作り手・使い手の文化でもあり、文化的な側面が強い

減衰し続ける伝統工芸がもつ技術と文化の重要性を、多方面から明らかにする。
前年度までの研究を踏まえ伝統工芸産業が現代社会における立ち位置をさらに明らかにしたい。その上での貢献を模索する。
近代産業との協働をさらに推し進める。
京都ならではの特殊性については、昨年度同様、人も研究の対象とする。