研究キーワード:感性工学,感性情報学
    (最終更新日:2024-04-19 09:03:12)
  オギノ アキヒロ   OGINO AKIHIRO
  荻野 晃大
   所属   京都産業大学  情報理工学部 情報理工学科
   職種   教授
業績
■ 学会発表
1. 2021/09/03 楽曲に対する個人の印象に基づいて気分をポ ジティブに変化させるプレイリスト設計法(第23回日本感性工学会大会)
2. 2021/09/03 音声情報を利用した1on1オンラインミーティングにおけるコミュニ ケーションの可視化(第23回日本感性工学会大会)
3. 2021/03/08 Sporganizer:認知的・感性的情報の基づいた主観 的な情報整理による観光地気づき支援システムの開発(第16回日本感性工学会春季大会)
4. 2020/03/06 複数人の好みと意外性を考慮した気分をポジティブ にする経路推薦システム(第15回日本感性工学会春季大会)
5. 2020/03/05 観光地の新たな視点を与えるための気づき支援法の 提案(第15回日本感性工学会春季大会)
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■ 著書・論文歴
1. 2022/03 論文  Personalized Music Playlist Generation Method Based on Personal Impression and Pleasure International Symposium on Affective Science and Engineering  (共著) Link
2. 2022 論文  Mood Estimation Method in a Group Using Smartwatches to Support Positive Tourism Experiences International Journal of Affective Engineering 21(1),pp.33-42 (共著) Link
3. 2020/10 論文  おしゃれなファッションを感性工学で 季刊 中国創研 24-5(93),39-49頁 (単著) 
4. 2020 論文  Impression-Based Music Playlist Generation Method for Placing the Listener in a Positive Mood International Journal of Affective Engineering 19(2),pp.145-154 (共著) Link
5. 2019 論文  Music Playlist Generation System for Changing a Listener’s Mood to a Positive State International Symposium on Affective Science and Engineering 4-B(4),pp.1-4 (共著) Link
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経歴
■ 学歴
1.
(学位取得)
中央大学 修士(工学)
2.
(学位取得)
中央大学 博士(工学)
■ 職歴
1. 2023/04~ 京都産業大学 情報理工学部 情報理工学科 教授
2. 2018/04~2023/03 京都産業大学 情報理工学部 情報理工学科 准教授
3. 2013/04~2018/03 京都産業大学 コンピュータ理工学部 インテリジェントシステム学科 准教授
■ 主要学科目
感性工学
■ 所属学会
1. 情報処理学会
2. 日本感性工学会
3. 電子情報通信学会
その他
■ ホームページ
   http://kidsserv.kyoto-su.ac.jp
■ 受賞学術賞
1. 2011 日本感性工学会 論文賞 受賞
2. 2001 第2回大会優秀発表賞
■ 現在の専門分野
感性情報学, ヒューマンインタフェース、インタラクション, 知能情報学, デザイン学 (キーワード:感性工学,感性情報学) 
科研
■ 研究概要
【なぜその研究をしているのか】
多様性の重要性が認識され始めている現代社会において,人々のウェルビーイング(幸福感)の向上は,解決すべき課題の1つである.ウェルビーイング(幸福感)を向上させる重要な要素の1つが,ひとり一人で異なるモノ・コト・ヒト・環境に対する感性(印象,感情,快不快,興味・関心)である.
ひとり一人の感性を個人ごとにモデル化することができれば,それを用いてひとり一人のウェルビーイング(幸福感)を向上させる支援を行う情報システムやスマート(知能)製品の設計・開発することができる.
本研究では,脳科学の理論の1つである能動的推論と自由エネルギー原理の枠組みを利用して,ベイズ推論によりひとり一人の感性を階層的にモデル化する研究に取り組んでいる.

【研究手法】
脳科学の理論の1つである能動的推論及び自由エネルギー原理の枠組みに基づいて,モノ・コト・ヒト・環境に対して人が感じる感性をベイズ推論により階層的にモデル化する.そして,その感性モデルを用いて,情報システムやスマート(知能)製品の設計・開発を行う.
具体的には,感性モデルを利用して,心をポジティブにする音楽プレイリストの設計システムや,新しいモノ(洋服)やコト(趣味や運動)に取り組めるように行動変容を促すシステムなどへの転用を行う.

【その研究の結果どのようなことができるようになるのか(わかるようになるのか)】
本研究の成果として,モノ・コト・ヒト・環境に対する感性をコンピュータ上でシミュレーションすることが可能となる.これにより,ひとり一人の感性に基づいた情報システムやスマート(知能)製品を設計・開発することができる.そして,感性を用いた情報システムやスマート(知能)製品を人々に用いてもらうことによって,利用者の心をポジティブにする支援を行い,ウェルビーイングを向上させることができる.

【社会にどのように役立つのか】
ひとり一人の感性を理解できる人工感性機能を持つスマートフォンアプリや,感性を反映したスマート製品を通して,人々がウェルビーイング(幸福感)を持った生活を支援をすることを目指しています.