研究キーワード:パーソナリティ、非認知能力、労働市場における選抜、性行動、菜食主義
    (最終更新日:1000-01-01 00:00:00)
  シオタニ ヨシヤ   SHIOTANI YOSHIYA
  塩谷 芳也
   所属   京都産業大学  現代社会学部 現代社会学科
   職種   准教授
研究概要
■ 研究概要
◆研究課題
動物倫理をめぐる心理社会学的研究

◆研究概要
食用をはじめとした動物利用は、人間の利益のために動物を手段化するものであり、倫理的に問題であるという議論がある。本研究は特に動物の食用利用に着目し、これに関する人びとの意見の相違やコミュニケーションに焦点を当てる。先行研究の調査に加えて、量的および質的な社会調査を実施し、以下の問いを明らかにすることを目指す。
(1)動物倫理を重視するのは誰か:社会的属性やパーソナリティに着目しながら、量的調査に依拠して完全菜食主義の実践者がどのような人びとであるのかを明らかにする。
(2)人はどのようにして完全菜食主義者になるのか:完全菜食の実践者が、どのようなプロセスを経てそこに到達したのかを質的調査に依拠して明らかにする。
(3)食のイデオロギーは人びとを分断するのか:完全菜食主義者が肉食主義者と食卓をともにすることには様々な困難があると考えられるが、食をめぐるイデオロギーの違いが人びとのあいだにもたらす分断や、それを乗り越えるためにどのようなミクロな方策が取られているかについて、質的調査に基づいて明らかにする。
業績
■ 学会発表
1. 2018/03/14 大学生の就職活動における内定取得時期に対するソーシャル・スキルの効果(第65回 数理社会学会大会)
2. 2016/08/09 Why Nobody Hires Me as A Regular Worker?: Selection Mechanism in Japanese Young Labor Market(The Sixth Joint Japan-US Conference on Mathematical Sociology and Rational Choice)
3. 2015/03/15 東日本大震災における軽度被災者のメンタルヘルスに対するソーシャル・サポートの負の効果(第1回 東日本大震災研究交流会)
4. 2014/08/08 Breaking the Wall of Reproduction of Social Inequality: Social Selection Based on Social Skills(Falling Walls Lab Sendai 2014)
5. 2013/10/14 The Effect of Social Skills on Employment Status among Japanese Young Men: Do Social Skills Overcome Disadvantages of Lower Education?(International Conference “Discussions among Asian Sociologists” as Second Pre-event of ISA conference at Yokohama)
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■ 著書・論文歴
1. 2020 論文  成人男女の性行動に対するパーソナリティの効果 京都産業大学論集 社会科学系列 (38),63-73頁 (単著) 
2. 2019 著書  心の特性から社会的成功を予測できるか 書籍 クロスセクショナル統計シリーズ9 『こころを科学する 心理学と統計学のコラボレーション』 36-62頁 (共著) 
3. 2019 論文  大学生のソーシャルスキルに対する出身階層と学生生活の効果 京都産業大学論集 社会科学系列 (36),143-155頁 (単著) 
4. 2018 論文  大学生の就職活動における内定取得時期に対するソーシャルスキルの効果:男女差に着目して 理論と方法 33(2),120-127頁 (単著) 
5. 2018 その他  Book Review "Social Inequality in Post‐growth Japan: Transformation during Economic and Demographic Stagnation" International Journal of Japanese Sociology 27(1),pp.137-139 (単著) 
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経歴
■ 学歴
1. 東北大学大学院 文学研究科 博士課程修了 博士(文学)
■ 職歴
1. 2017/04~2021/03 京都産業大学 現代社会学部 健康スポーツ社会学科 助教
■ 主要学科目
社会学、心理学
■ 所属学会
1. 数理社会学会
2. 日本社会学会
3. 日本社会心理学会
■ 資格・免許
1. 専門社会調査士
2. 社会調査士
その他
■ 社会における活動
1. 2010/04~2010/04 市民公開講座での司会
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2017/04~  非認知能力に着目した労働市場における選抜メカニズムの解明 若手B 
2. 2012/04~2015/03  職業的地位認知を媒介要素とす る社会的不平等の維持・変革メカ ニズムの解明 特別研究員奨励費PD 
3. 2009/04~2010/03  社会認知と階層志向性 特別研究員奨励費DC2 
4. 2008/04~2009/03  職業的地位認知と地位志向 競争的資金等の外部資金による研究 
5. 2007/04~2008/03  職業的地位認知と達成的地位志向 競争的資金等の外部資金による研究 
■ 講師・講演
1. 2022/11/06 社会調査法研修:量的データによるコミュニティーの捉え方 〜課題解決に向けた分布の把握と仮説構築~
2. 2021/11/07 社会調査法研修:量的データによるコミュニティーの捉え方 〜分布の把握と仮説構築〜
3. 2020/11/15 コミュニティーの課題解決における社会調査の実践 〜量的データによる地域のとらえ方:分布の把握と仮説構築〜
4. 2019/07/30 地域の課題解決における社会調査の実践 ~仮説から始まる地域づくり~
5. 2018/07/26 地域の課題解決における社会調査の実践 〜仮説から始まる地域づくり〜(東京)
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■ 現在の専門分野
社会学, 社会心理学, 社会階層論, 計量社会学 (キーワード:パーソナリティ、非認知能力、労働市場における選抜、性行動、菜食主義) 
■ 科研費研究者番号
40620539
■ 担当経験のある科目
1. 異文化コミュニケーションA(東北工業大学)
2. 異文化コミュニケーションB(東北工業大学)
3. 統計学(東北工業大学)
4. ばらつきと規則(東北工業大学)
5. 経験社会学基幹演習Ⅰ(信州大学)
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