(最終更新日:2023-06-08 15:41:34)
  フルタニ タカユキ   FURUTANI TAKAYUKI
  古谷 貴之
   所属   京都産業大学  法学部 法律学科
   職種   教授
業績
■ 学会発表
1. 2014 ドイツ売買法における買主の追完請求権について―追完請求権の内容確定をめぐる判例の展開―(比較法学会)
■ 著書・論文歴
1. 2023/04 その他  フォルクスワーゲン排ガス不正事件とEU売買法 : 2022年7月14日EU司法裁判所大法廷判決の検討  57(1),29-67頁  
2. 2023/01 その他  フォルクスワーゲン排ガス不正事件とドイツ売買法(2) : 2021年12月8日BGH 民事第8部判決の検討 産大法学 56(4),403-431頁  
3. 2022/10 その他  製造者保証に関するオンライン販売業者の情報提供義務について : EU司法裁判所2022年5月5日判決の検討 産大法学 56(3),333-353頁  
4. 2022/08 その他  売渡請求の時価の基準時 マンション判例百選 160-161頁  
5. 2022/07 その他  ドイツ売買法における「保証」の範囲について : 2022年2月10日ドイツ連邦通常裁判所民事第1部決定の検討 産大法学 56(2),189-217頁  
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経歴
■ 職歴
1. 京都産業大学 法学部 法律学科
その他
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2021/04~2024/03  デジタルプラットフォーム取引に関する契約法的研究 基盤研究(B) 
2. 2020/04~2023/03  社会・経済のデジタル化と売買における契約不適合給付 若手研究 
3. 2017/04~2019/03  民法改正と売買における契約不適合給付  
4. 2012/10~2016/03  市場に対する経済的・社会的規制の手法に関する法律学的・経済学的研究  
5. 2009~2011  経済的・社会的規制における市場の機能とその補正をめぐる法律学的・経済学的検討  
■ 現在の専門分野
民事法学, 民事法学, 民事法学 
科研
■ 科研費研究者番号
40595849
■ 研究概要
◆研究課題
デジタル化・グリーン化の時代における売買法の契約不適合責任制度に関する研究

◆研究概要
本研究は、社会・経済の「デジタル化」と「グリーン化」の視点から売買における契約不適合責任制度の理論研究を行った上で、法解釈論的及び立法論的観点から現行制度の課題を明らかにし、将来における契約不適合責任制度の「現代化」を考える上での学術的知見を獲得することを目的とする。
2017年の民法改正後、多角的な観点から契約不適合責任に関する解釈論上の検討が進められている。しかし、「社会・経済のデジタル化」の中で生じる契約不適合責任をめぐる問題については、改正民法後の議論の中で解決の必要性が指摘されつつも、現在に至るまで根本的な解決策は見出されていない。また、「社会・経済のグリーン化」の視点から契約不適合責任制度のあり方を検討する研究は現時点ではほとんど見当たらない。そこで、議論の前提を整える上でも、まずは問題の所在を明らかにする作業が必要となる。
このような問題意識の下で、本年度は、特に、EU委員会から公表が予定されている「EU物品売買指令(2019/771/EU)の改正を行う指令提案」の動向をみながら研究を進めていきたい。また、これに関連するEU及びドイツにおける学術的議論の展開についても整理・分析したい。