研究キーワード:音声・音響処理システム
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    (最終更新日:2024-03-09 18:02:01)
  カワムラ アラタ   Arata KAWAMURA
  川村 新
   所属   京都産業大学  情報理工学部 情報理工学科
   職種   教授
業績
■ 著書・論文歴
1. 2024/03 論文  両耳マイクロホンを用いた指定領域内音源の抽出 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 144(3),267-275頁 (共著) 
2. 2024/02 論文  数学100[すぐに使える数式&プログラム付き!] 第2章 信号処理の数学 Interface  (単著) 
3. 2024/02 論文  音声信号への2値画像の埋め込みと復元 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 144(2),64-72頁 (共著) 
4. 2024/01 論文  [実験]音で音を消すアクティブ・ノイズ・キャンセリング 第8回 基本設定の容易さが魅力!Normalized LMSアルゴリズム Interface  (単著) 
5. 2023/12 論文  [実験]音で音を消すアクティブ・ノイズ・キャンセリング 第7回 収束速度と安定性の両立を目指した「Momentum LMSアルゴリズム」 Interface 146-150頁 (単著) 
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■ 画像登録
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経歴
■ 学歴
1. 2005/10/19
(学位取得)
大阪大学 博士(工学)
2. 2001/04~2003/03 鳥取大学 大学院工学研究科 情報生産工学専攻 博士後期課程 博士課程中退
3. 1999/04~2001/03 鳥取大学 大学院工学研究科 情報生産工学専攻 修士課程修了 修士(工学)
4. 1990/04~1995/03 鳥取大学 工学部 電気電子工学科 卒業 学士
5. 1987/04~1990/03 兵庫県立尼崎高等学校 普通科 卒業
■ 職歴
1. 2018/04~2020/03 大阪大学大学院基礎工学研究科 システム創成専攻 招へい教員
2. 2012/10~2018/03 大阪大学 大学院基礎工学研究科 准教授
3. 2011/04~ 大阪府豊能郡豊能町 教育委員会 教育委員
4. 2007/04~2012/09 大阪大学 大学院基礎工学研究科 助教
5. 2003/04~2007/03 大阪大学 大学院基礎工学研究科 助手
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■ 教育上の能力
●教育方法の実践例
1. 2019/07/29~2019/07/29 令和元年度 附属高校2年生接続授業KSUサイエンス講座【情報理工学部】
2. 2021/08/02~2021/08/02 令和3年度 附属高校2年生接続授業KSUサイエンス講座【情報理工学部】
3. 2022/08/01~2022/08/01 令和4年度 附属高校2年生接続授業KSUサイエンス講座【情報理工学部】
4. 2023/07/31~2023/07/31 令和5年度 附属高校2年生接続授業KSUサイエンス講座【情報理工学部】
●作成した教科書、教材
1. 2020/12/25~ プログラム101付き 音声信号処理 (ディジタル信号処理シリーズ)Link
●その他教育活動上特記すべき事項
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■ 所属学会
1. IEEE
2. システム制御情報学会
3. 日本音響学会
4. 電子情報通信学会
5. 電気学会
その他
■ 社会における活動
1. 2022/04~ とよのイルミフェスタ実行委員会 実行委員長
2. 2016/04~2022/03 豊能町プロジェクションマッピング体験実行委員会 実行委員長
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2020/04~2024/03  ヒアラブルデバイスのためのリアルタイム目的音源抽出 基盤研究(C) 
2. 2018/09~2020/03  音源分離手法を用いた近距離音源抽出に関する研究 国内共同研究 
3. 2017/04~2020/03  音声の長時間位相スペクトルを利用した画像の音変換に関する研究 基盤研究(C) 
■ 委員会・協会等
1. 2021/06/03~2023/06/07 電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ 英文論文誌編集幹事
2. 2018/09/01~2022/08/31 日本音響学会 音楽音響研究会専門委員会 音楽音響研究会専門委員
3. 2016/05/01~2020/04/30 電子情報通信学会 英文論文誌(A)編集委員会 編集委員
4. 2015/01/01~2018/12/31 IEEE関西支部 Student Activities Committee (SAC) Chair
5. 2011/04~ 大阪府豊能郡豊能町教育委員会 教育委員
■ 受賞学術賞
1. 2023/09 電子情報通信学会 基礎境界ソサイエティ 貢献賞
2. 2021/11 大阪府教育委員会 教育功労表彰
3. 2020/09 電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ 編集活動感謝状
4. 2018/09 電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ 貢献賞(編集)
5. 2015/09 電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ 貢献賞
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■ 現在の専門分野
通信工学, 知覚情報処理, 電子デバイス、電子機器, 計算機システム, 制御、システム工学 (キーワード:音声・音響処理システム) 
科研
■ 担当経験のある科目
1. コンピュータ工学演習(大阪大学)
2. コンピュータ理工学実験(京都産業大学)
3. システム数学基礎(大阪大学)
4. システム理論(京都産業大学)
5. システム解析論(大阪大学)
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■ 研究概要
◆研究課題
・両耳マイクロホンを用いた音源分離システム
・音声への画像埋め込みに関する研究
・実竿を用いたフィッシングシミュレータの開発

◆研究概要
私の研究を一言でいえば,音声音響信号をリアルタイムで加工し,人間に有益な信号に変換することです.最近は,やや特殊な研究課題として,釣りシミュレータの開発にも着手しています.

【両耳マイクロホンを用いた音源分離システム】
 本研究課題では,両耳マイクロホンを用いた,音源分離システムについて取り組んでいる.本研究の目的は,複数の音源が混在する環境下で,各音源をリアルタイムで分離し,指定した音源だけを両耳マイクロホンを装着したユーザーに届けることである.本手法では,音源の方向と距離,すなわち音源位置を推定し,位置ごとに音源を切り分ける.ユーザーが領域を指定すると,その内部に含まれる音源だけを聞くことができ,円滑なコミュニケーションが実現できる.

【音声への画像埋め込みに関する研究】
本研究課題では,音声に画像を埋め込み,リアルタイムで送受信するシステムについて検討する.提案法では,音質劣化を抑えるため,超音波に近い高周波数帯域に画像を埋め込む.この技術により伝えたい情報を補強する.例えば,災害時アナウンスに避難経路図を埋め込む,外国語音声に翻訳文章を埋め込む,ラジオ音声に話者の写真や,スタジオの様子,あるいは字幕を埋め込むなどの応用が考えられる.また,会社のロゴを埋め込めば企業CMとしての活用も可能である.この技術は,電波を使わないので,法律による規制がほとんどなく,ネットワークに接続する必要もない.このため,不特定多数のユーザーに情報を届けることができる.また,送信する範囲も音量によって調整可能であるという利点がある.