イカザキ ヤスエ   IKAZAKI YASUE
  伊ヶ崎 泰枝
   所属   京都産業大学  外国語学部 ヨーロッパ言語学科
   職種   准教授
発表年月日 2014/10/25
発表テーマ ボーヴォワールにおけるシモーヌ・ジョリヴェを語る意味
会議名 日本フランス語フランス文学会2014年度秋季大会
主催者 日本フランス語フランス文学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 広島大学
概要 ボーヴォワールの作品におけるシモーヌ・ジョリヴェをモデルにした人物創造の意義を論じた。若きボーヴォワールは、ジョリヴェをモデルとする作中人物の創造を何度か試みる。回想録『女ざかり』より、ボーヴォワールは、カミーユの名でジョリヴェの若き日の奔放な生活ぶりと文学的野心、ナチズムへの同意、晩年のアルコール依存症を語る。ジョリヴェの内部にある空虚へ向けられた一貫した視線は、カミーユという生彩に富む人物の創造をもたらした。