マツシタ シンヤ
MATSUSHITA Shinya
松下 真也 所属 京都産業大学 経営学部 マネジメント学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2023/03/05 |
発表テーマ | 海外における簿記研究のレビュー |
会議名 | 第7回簿記研究コンファレンス |
主催者 | 日本簿記学会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 明治大学 |
開催期間 | 2023/03/05~2023/03/05 |
発表者・共同発表者 | 中村亮介、罇涼稀、岡田幸彦 |
概要 | 本報告の目的は,英文学術雑誌における簿記研究の動向を確認し,中心となる論点および発見事項を整理することである。まず,研究方法によって論文を分類したところ,歴史研究が約3分の2以上を占めていた。そこで,歴史研究によるアプローチとそれ以外のアプローチに分けて検討した。発見事項は以下の4点である。 第一に,近年における簿記研究は,過去指向の哲学的研究,未来指向の技術的研究,モデル指向の哲学的研究,という3つの研究の流れがあると整理することができることである。 第二に,過去指向の哲学的研究においては,複式簿記をいかに捉えるかに依存して複数の複式簿記の起源が提唱されており,また,単式簿記から複式簿記へ発展する中間段階としての二重簿記の存在が措定されていることである。第三に,未来指向の技術的研究がここ数年で増加しており,今後も増えることが予想されることである。第四に,モデル指向の哲学的研究が他の簿記研究を発展させる可能性がある,ということである。 |