イカザキ ヤスエ   IKAZAKI YASUE
  伊ヶ崎 泰枝
   所属   京都産業大学  外国語学部 ヨーロッパ言語学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/12
形態種別 研究論文
標題 シモーヌ・ジョリヴェを語るボーヴォワール、問いを巡る人物創造
執筆形態 単著
掲載誌名 『広島大学フランス文学研究』
掲載区分国内
出版社・発行元 広島大学フランス文学研究会
巻・号・頁 (34),50-64頁
総ページ数 15
概要 ボーヴォワールの作品におけるシモーヌ・ジョリヴェをモデルにした人物創造の意義を論じた。若きボーヴォワールは、ジョリヴェをモデルとする作中人物の創造を何度か試みる。回想録『女ざかり』より、ボーヴォワールは、カミーユの名でジョリヴェの若き日の奔放な生活ぶりと文学的野心、ナチズムへの同意、晩年のアルコール依存症を語る。ジョリヴェの内部にある空虚へ向けられた一貫した視線は、カミーユという生彩に富む人物の創造をもたらした。