イカザキ ヤスエ   IKAZAKI YASUE
  伊ヶ崎 泰枝
   所属   京都産業大学  外国語学部 ヨーロッパ言語学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1998/11
形態種別 研究論文
標題 『招かれた女』におけるエリザベートの役割について
執筆形態 単著
掲載誌名 『広島大学フランス文学研究』
掲載区分国内
出版社・発行元 広島大学フランス文学研究会
巻・号・頁 (17),57-67頁
総ページ数 11
概要 『招かれた女』は、主人公フランソワーズの他、エリザベート、ジェルベールという二人の副次的作中人物の視点の交替からなる。内面的世界の欠如を特徴とするエリザベートの視線は絶対的な他者であるグザヴィエールの意識とのフランソワーズの闘いを通俗的な嫉妬劇へと還元する。さらに、フランソワーズの自己疎外が始まるときに、エリザベートの視線は相対的に重要さを増し、知識人の試みの限界を映し出す鏡の役割を果たしている。