イカザキ ヤスエ   IKAZAKI YASUE
  伊ヶ崎 泰枝
   所属   京都産業大学  外国語学部 ヨーロッパ言語学科
   職種   准教授
言語種別 フランス語
発行・発表の年月 2001/11
形態種別 研究論文
標題 La Cérémonie des adieux de Simone de Beauvoir
— les procédés narratifs du dernier espace autobiographique —
執筆形態 単著
掲載誌名 『広島大学フランス文学研究』
掲載区分国内
出版社・発行元 広島大学フランス文学研究会
巻・号・頁 (20),29-39頁
総ページ数 11
概要 『別れの儀式』では、サルトルの行動を前面に出し、彼の講演やインタビュー等の活動を簡潔な文体で記録する一方で、語り手であるボーヴォワール自身の活動は背景に追いやられている。この回想録最終巻では、幾人かの登場人物の仮名が本名に直されており、それまで築きあげてきた自伝空間の解体作業が行われている。伴侶の死を語ることは、語り手自らの死を語ることであり、死後刊行予定の書簡、日記等への橋渡しの空間を形成することでもある。Simone de Beauvoir, Mémoires II, Pléiade, p. 1415, Bibliographie掲載。