ヴァイヒャート カーステン ステファン   WAYCHERT CARSTEN STEFAN
  ヴァイヒャート カーステン ステファン
   所属   京都産業大学  外国語学部 ヨーロッパ言語学科
   職種   外国語契約講師
言語種別 ドイツ語
発行・発表の年月 2020/08
形態種別 記事・総説・解説・論説等(その他)
標題 Unterricht in der Literatur: Vom Widerhall in Ernst Jüngers „Die Zwille“ (1973)
「文学における授業-エルンスト・ユンガーの小説「Die Zwille」における反響について」
執筆形態 単著
掲載誌名 Lektorenrundbrief Nr. 52 (ISSN: 2434-5369)
掲載区分国内
巻・号・頁 4-7頁
概要 ドイツの社会学者ハルトムート・ローザは、彼の作品『レゾナンツ』の中で、人間が世界との関係をどのように構築しているかを分析している。人(=主体)と世界(=客体)とのあいだには、多様なかたちの関係性が結ばれ得るのだが、そこにおいて人が自らの感情を、周りの自然環境や他者といった外部の存在と調和のうちに経験することができるとき、それは「共鳴」として経験され、そうでない場合は「疎外」として経験される。学校や教室もまた、潜在的な共鳴空間であることから、この理論に基づいて、エルンスト・ユングガーの小説『Die Zwille』の主人公の世界との関係を考察してみた。このテーマは、長期的な研究プロジェクトの出発点となるはずである。