小郷原 一智
   所属   京都産業大学  理学部 宇宙物理・気象学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/01/25
形態種別 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
標題 緑内障の診断支援のための眼底画像の解析法 -血管の屈曲点検出に基づくCup輪郭の決定-
執筆形態 その他
掲載誌名 電子情報通信学会技術研究報告
出版社・発行元 電子情報通信学会
巻・号・頁 113(410),265-268頁
著者・共著者 畑中裕司,長畑侑樹,奥村 進,小郷原一智,村松千左子,澤田 明,山本哲也,藤田広志
概要 失明要因の第一位である緑内障の早期発見のために眼底画像による検査は有用である.眼底における垂直方向の視神経乳頭陥凹(Cup)と視神経乳頭(Disc)の直径比(C/D比)と,リム(Rim)とDiscの直径比(R/D比)は,緑内障の診断所見である.しかし,Cupの輪郭を定量的に決定することは困難であるため,われわれは垂直C/D比とRの比の自動計測手法を開発してきた.しかし,従来の研究では,血管の屈曲点を考慮してこなかった.そこで,本研究では濃度勾配ベクトル集中度を用いて血管の検出精度を高め,血管の屈曲点検出処理を追加することによって,Cupの輪郭を補正する処理を開発した.提案手法を44枚の眼底画像に適用した結果,ROC解析における垂直C/D比とRの比のAUCがそれぞれ0.966, 0.936の結果を得た.
ISSN 0913-5685
NAID 40019983982
PermalinkURL http://www.ieice.org/ken/paper/20140127EBJC/
researchmap用URL http://www.ieice.org/ken/paper/20140127EBJC/eng/