イカザキ ヤスエ
IKAZAKI YASUE
伊ヶ崎 泰枝 所属 京都産業大学 外国語学部 ヨーロッパ言語学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/05 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | シモーヌ・ド・ボーヴォワール『娘時代』の登場人物について ― ピエール・クレローとリリ・マビユを中心として ― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『フランス文学』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本フランス語フランス文学会中国・四国支部 |
巻・号・頁 | (26),61-71頁 |
総ページ数 | 11 |
概要 | 回想録の中に実在の人物を登場させる際、ボーヴォワールはしばしば仮名を用い、挿話の取捨選択や演出を施している。『娘時代』では、ピエール・クレロー(モーリス・ド・ガンディヤック)を戯画化することで最終部のサルトルの登場を際立たせる効果が作り出されている。他方、ブルジョワ階級の価値観を体現する長女リリ・マビユ(マリ=テレーズ・ラコワン)には、この価値体系に押つぶされる次女ザザと対照をなす役割が与えられている。 |