ナカノ ヒロユキ   NAKANO HIROYUKI
  中野 宏幸
   所属   京都産業大学  文化学部 京都文化学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022/12
形態種別 研究論文
標題 クロノトポスの概念の活用による都市形成と対話的交流の分析
―ベルリン、ドレスデン、ライプチヒにおける戦災経験を踏まえた都市再生の取組に着目して―
執筆形態 共著
掲載誌名 第37回日本観光研究学会学術論文集
掲載区分国内
出版社・発行元 日本観光研究学会
巻・号・頁 271-276頁
総ページ数 392
担当区分 筆頭著者
著者・共著者 中野宏幸 高梨博子
概要 本研究は、バフチンの提唱するクロノトポス概念を都市づくりと観光の枠組に発展的に活用し、外国人観光者とガイドとの対話的交流や情報発信の観察を通じ、観光の対象を巡る時空間の変化に伴う都市のアイデンティティ形成のプロセスを学術的に特徴把握するものである。ドイツの3都市では、都市づくりや観光戦略、現場での対話があいまって、都市発展の歴史と文化の中で、戦争に関わるリソースの復興過程が時空間的な意味付けと解釈がなされて伝えられている。これに対し、観光者側では認識から感情のスタンスへの移行が観察され、交流活動におけるクロノトポス的な要素の所在を確認した。