西田 喜平次 所属 京都産業大学 経営学部 マネジメント学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 大学入試科目の戦略的考察: 私立薬学部の場合 |
執筆形態 | その他 |
掲載誌名 | 理論と方法 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 数理社会学会 |
巻・号・頁 | 35(1),pp.45-61頁 |
著者・共著者 | 西田 喜平次 |
概要 | 2006 年の薬学部の 6 年制移行後 , 新設薬学部にとって,受験生の数と質の安定確保は難題となっている.こうした問題への対策の一つとして,私立薬学部は「英語,化学,数学」が入試科目の標準的な組み合わせのところ,薬学部志願者に敬遠される傾向の強い「数学」の比重を下げるほど受験者数が増えるため,競って入試科目の脱数学化をはかっているが,結果として,学生の質的確保に失敗するという囚人のジレンマ的状況に陥っている.本研究は,N 人標準形ゲームの枠組みで,入試科目の組合せを戦略とした大学間学生獲得競争を記述し,競争参加大学が多いほど,また大学間のブランド力格差が大きいほど,「数学」が入試科目から排除されることを解明した. |
DOI | 10.11218/ojjams.35.45 |