イカザキ ヤスエ
IKAZAKI YASUE
伊ヶ崎 泰枝 所属 京都産業大学 外国語学部 ヨーロッパ言語学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/12 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | ボーヴォワールの回想録における語りの変遷について |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『広島大学フランス文学研究』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島大学フランス文学研究会 |
巻・号・頁 | (35),27-38頁 |
総ページ数 | 12 |
概要 | ボーヴォワールの回想録における語りの方法の変遷を論じた。 『娘時代』、『女ざかり』、『或る戦後』における年代順の語りでは、je-narréの成長の後に一人称複数「私たち」の語りが形成され、やがて、je-narréとje-narrantが合流する。『決算のとき』では主題別の形式が採用されているが、語り手とサルトルとの関係の変化が語りの方法の選択に影響を及ぼしたと推測される。日記に基づく『別れの儀式』では、晩年のサルトルの病状を巡って、語り手の迷いと苦悩のにじむ内容になっている。 |