カワイ ユキコ
KAWAI YUKIKO
河合 由起子 所属 京都産業大学 情報理工学部 情報理工学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/07 |
形態種別 | その他 |
標題 | 自転車用ナビゲーションアプリのための走行環境データ収集・分析機構の実装 |
執筆形態 | その他 |
掲載誌名 | マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集 |
巻・号・頁 | 2022,1012-1020頁 |
著者・共著者 | 村重, 圭亮,木戸, 善之,下條, 真司,矢野, 英人,義久, 智樹,河合, 由起子,山口, 琉太 |
概要 | 自転車用ナビゲーションアプリの多くは,目的地までの最短距離のルートを推薦している.自転車による荷物配送時は,距離や走行時間だけではなく日照や,路面状況に車体振動があたえる荷物への影響や肉体への負担を減らすことも考慮する必要がある.しかし,多くの自転車用ナビゲーションアプリは,距離や走行時間を指標としてルートを推薦しており,ルート上の日照状況や路面状況などの道路の走行環境は考慮していない.そこで,本研究は自転車から収集した走行環境データに基づいて道路の走行環境も考慮したルート推薦を行う自転車用ナビゲーションアプリの作成を目標とし,走行環境を考慮したルートを推薦するための走行環境データを収集・分析する機構の実装を行う.走行環境としては,日照状況と道路上の凹凸に着目し,スマートフォンのセンサから加速度,照度,位置情報データを収集する.収集したデータはクラウド上のサーバへ送信され,日照状況と道路上の凹凸を解析する.日照状況の判別処理では,照度の時系列データを正規化した後,閾値処理により判別を行う.道路上の凹凸の判別処理では,鉛直方向の加速度が急増している箇所を閾値処理で求めることで判別を行う.それぞれの判別結果を位置情報と併せて蓄積することで,将来的にナビゲーションアプリへの活用が期待できる.評価では,日向と日陰が判別および,路面の凹凸の判別を評価し,スマートフォンから収集したセンサデータを用いて走行環境を推定できることを確認した. |
PermalinkURL | http://id.nii.ac.jp/1001/00219607/ |