ヒロセ カツヒロ   HIROSE KATSUHIRO
  廣瀬 勝弘
   所属   京都産業大学  現代社会学部 健康スポーツ社会学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2006/12
形態種別 研究論文
査読 査読あり
標題 ゲーム構造からみた球技の学習内容
執筆形態 単著
掲載誌名 伝承
掲載区分国内
出版社・発行元 運動伝承研究会
巻・号・頁 (6),31-46頁
著者・共著者 廣瀬勝弘
概要 本論文は,学校体育で実施される種目の多くが位置づく,突破型種目を対象として,その内容を防御面から構造化を行い,突破局面を運動経過のレベルから捉え直し,球技の学習内容の典型事例抽出を試みることを目的とした.突破局面時における,攻撃側の最大防御面の突破を試みる際の「動き」の特徴は,「最大防御面へ接近」であった.この攻撃側の接近の仕方(「即座な接近」と「ゆるやかな接近」)の差異が,突破行動の質的違いを創出していることが明らかになった.したがって,学校体育における,突破局面の教材づくりの視点として考えられることは,教師による,攻撃側の最大防御面への「接近する」という動きの構造的把握と,それに伴う防御面の分断・変容の様相理解であると考えられる.